内閣不信任決議案の提出について報じるニュース番組を食い入るように見つめる避難住民ら=福島市のあづま総合体育館で2011年6月1日、伊澤拓也撮影 東日本大震災からの復興の道筋も見えない中で、自民、公明、たちあがれ日本の3党が内閣不信任決議案を提出した。震災発生からまだ3カ月足らず。大津波や福島第1原発事故に見舞われ、避難生活を強いられている人たちからは、怒りとあきらめの声があがった。「私たちの暮らしに目を向けてほしい」。政争に明け暮れる永田町に、被災者の思いは届かないのか。 「そんなことをしている場合なのか」。岩手県陸前高田市立米崎小学校で避難生活を送る藤丸秀子さん(62)はため息をついた。震災で勤め先の会社が被災して失業し、自宅も全壊した。現在は心臓病を患う夫(64)と認知症の母(84)の3人で暮らし、仮設住宅への入居を待ちわびる。「被災者の暮らしに目を向けてほしい。仮設住宅を出た後の住居
埼玉県は31日、利根川自転車道で唯一未舗装だった約7.5キロ区間(加須市外野-久喜市栗橋)を整備し、1日に全線が開通すると発表した。これで群馬県渋川市から東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)までの約170キロがほぼ自転車専用道で結ばれることになり、県は「日本一長いサイクリングロード」とPRしている。 利根川自転車道は利根川の堤防を利用し、渋川市から久喜市栗橋までの約91キロを結ぶ自転車専用道で、うち約51キロが県内にある。県は自転車利用による地域活性化や健康増進を目指す「ぐるっと埼玉サイクルネットワーク構想」の一環として、10年度から未舗装区間の整備を進めた。 県道路環境課によると、久喜市栗橋からは市道や江戸川自転車道などを通って東京ディズニーリゾートまで行くことができるという。 県内の自転車保有率は76.9%(08年度)と全国一。同課は「堤防を走って利根川の自然を体感してほしい」と呼び
イスラエル南部アラド(Arad)に近いネゲブ砂漠(Negev desert)でラクダレースに参加する遊牧民ベドウィンの人々(2005年11月11日撮影)。(c)AFP/GALI TIBBON 【7月2日 AFP】ネゲブ砂漠(Negev desert)に接するKiryat Gatの学校では変わった性教育が行われている。「Sleeping with the Enemy(敵と寝る)」というタイトルの10分間のビデオを使って、遊牧民ベドウィンの男性と交際しないよう少女たちに教育しているのだ。 ビデオを制作した地元ソーシャルワーカーのChaim Shalom氏は1日、AFPに対し、このビデオは人種差別ではないと主張した。 「これは海水浴客への注意のようなものだ。(遊泳禁止の)黒い旗が掲げられている時は海に行くべきではない。同じように、ベドウィンと交際するのは非常に危険だ」(Shalom氏) 地元当局
東京電力福島第一原子力発電所の事故について、津波と地震による複合災害への対応が不十分だったことを指摘する内容の報告書原案をまとめた国際原子力機関(IAEA)の調査団が1日昼、首相官邸を訪ねて細野豪志首相補佐官に報告書の概要を手渡した。事故対応の責任の所在が不明確で、規制当局の独立性も必要と指摘した。 報告書の概要では、津波の高さの想定が甘く、過酷事故対策も準備されていたが不十分で、水素爆発など初期対応の見直しが必要とした。さらに東電など事故対応の当事者間で共通認識が欠けていると指摘。規制当局の独立性と役割分担を明確にする必要があるとした。 調査団長のマイク・ウェートマン英原子力規制機関長は会合で、「求めたすべての情報を開示してもらった。世界と共有できる教訓は何かについて確認してきた」と語った。一方、報告書を受け取った細野首相補佐官は「我が国の検証の題材として活用させていただく」と述べた
衆院への内閣不信任案提出に向け、自民、公明両党が一気に動き出した。優柔不断で知られる自民党の谷垣禎一総裁が週内決着に向けて大きくかじを切ったのはなぜか。その背景を探ると、各派領袖(りょうしゅう)や公明党に外堀を埋められた谷垣氏の悲哀を読み取れる。(佐々木美恵、水内茂幸) 「あなたが首相になって選挙に勝ったことがありますか。信任を得られないあなたが、この危機を乗り越えるのは無理なんだ!」 31日の衆院東日本大震災復興特別委員会。自民党の大島理森副総裁は新劇役者のように大見得を切った。 迫力に押されたのか、菅直人首相は「私の態度が理解されず自分の延命だけを考えていると思われているとすれば私の不徳の致すところだ」と神妙な態度。大島氏は勝ち誇った表情を浮かべ「言い訳はもうよい。あなたには真心も誠意もない」と畳みかけたが、審議遅れのあおりでNHK中継は打ち切られてしまった。 大島氏は不信任案の早期提
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