新モバイルOS「Firefox OS」の採用を表明したKDDIは、商品化に向けて戦略的な取り組みを開始した。HTML5ベースのオープン性を活かした、既存OSにはない端末や新サービスを展開する計画だ。 スマートフォン市場は現在、アップルのiOSとグーグルのAndroidが合わせてシェア9割を占める2強状態が続いている。そうしたなか、この勢力図に風穴を開けようとする新たな動きが見られる。 非営利団体Mozilla Foundationの「Firefox OS」、Tizen Associationの「Tizen」などで、HTML5をベースとしたWebアプリによるサービス環境という2大OSにはない自由度の高さから、各国の通信キャリアや端末メーカーの支持を集め始めている。 日本では、NTTドコモがTizenを搭載したスマートフォンを2013年後半に導入する。一方、KDDIは今年2月にスペイン・バルセ