先日、横浜で開催されたLinux Foundation主催のイベント「Automotive Linux Summit 2011」を聴講して参りました。Linux Foundationが主催するイベントは多くありますが、自動車に焦点を当てたイベントは今回が初とのこと。次世代の車載情報端末(IVI:in-vehicle infotainment)において、オープンソースのLinuxが一つの候補として注目され始めていることから、開催に至ったようです。 クルマにLinuxといえば、以前は「あり得ない」といったような雰囲気でした。技術的な側面というよりも、Linuxが採用するライセンスであるGPL、そしてLinuxが抱える特許訴訟リスクが、自動車業界には特に毛嫌いされていたように思います。 しかし、状況はすっかり様変わりしました。2009年3月には、IVI向けのLinuxリファレンス・プラットフォー
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