クラウドサービスを大規模に展開する上で、重要になるのが「リージョン」の拡大だ。リージョンとは、データセンターを設置している独立したエリアのことで、物理的に遠いリージョンよりも近いリージョンの方が、レイテンシー(遅延)が発生しにくくなる。 グーグルは昨年末に、新たに3つのクラウドのリージョンを立ち上げるとアナウンスした。チリとドイツ、サウジアラビアが今後数カ月の間に新たなリージョンとして始動する。 グーグルクラウドは現在、17カ国の24のリージョンと73のゾーンで運営されている。クラウド分野では、アマゾンのAWSやマイクロソフトのAzureなどとの競争が激化しており、高いパフォーマンスを実現するためのリージョンの拡大の重要性は高まっている。 マイクロソフトのAzureは世界で合計60以上のリージョンを展開し、リージョン数でグーグルクラウドを大きく上回っている。一方で、AWSは24のリージョン
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