Googleが米国時間1月28日午前、「Chrome Apps」が最も人気の高い2つのモバイルプラットフォーム上で動作するようになったと発表したことで、モバイルネイティブアプリとHTML5の間の冷たく固い壁がやや揺らいだ。 Chrome Appsは、単なるウェブサイトを超えた、HTML5ベースのアプリケーションである。ブラウザを先に起動する必要なく、「Windows」「Mac」「Chrome」の各OS上で動作する。ただし、Chromeをベースとしており、Chromeがなければ機能しないため、ウェブを「分断」しているとして批判を浴びてきた。 Googleは、Chrome Appsを「Android」と「iOS」のネイティブコードにラッピングすることを目的に、「Apache Cordova」の「ツールチェーン」を開発者プレビュー版として提供開始した。完全版ではないが、開発者は、コードを一度作成
変化を好まないSIですが、HTML5が開発方法に変化することを求めている。 昨年、私はメディアやカンファレンスなど様々な場所で、その意義について発信してきましたが、「HTML5を使えば"今まで以上"のことができるのだろう」「それなら、あまり関係ない話なのかも」なんて油断していたエンジニアにとっては、「今も変えろ」というのは衝撃的な事件だったに違いありません。 そんな混乱を、W3Cという異なる立ち位置にある組織に所属しながら、ビジネスにできるのではないかと考えた人がいます。 彼と出会ったのは、オープンソースカンファレンス2013/Fall。あまり人前に出たがらないキャラクターなので、名前は伏せておきます。 イベントで会った彼は、凄い熱意でW3Cのイベントに誘ってくるもだから、私の脳はしっかりと彼の顔と名前を刻み込みました。しかし、OSC.Enterprise 2013で再開した時、彼は私のこ
不正サイトを使ってChromeを盗聴ツールとして利用すれば、コンピュータ周辺で交わされる電話や会議などの会話を録音できてしまうと研究者は解説している。 米GoogleのWebブラウザ「Chrome」に、音声認識機能を使ってユーザーのコンピュータ周辺の音声を収録できてしまうバグが存在するとして、イスラエルの研究者が自身のブログで実証ビデオを公表した。 研究者がWebサイトに掲載した実証ビデオでは、To doリストを装った不正サイトを使ってユーザーが音声認識を有効にするよう仕向けている。Chromeのタブには音声を収録中であることを示す赤い信号が点滅する。ところが、このWebサイトを離れて他のWebサイトに切り替え、赤い信号が消滅した後も、不正サイトで密かに音声の収録を続けることができてしまうという。 音声収録機能は休止状態にしておいて、例えば「NSA」「シリア」といった特定の単語が聞こえると
HTML5で実現できる!環境光に合わせたレスポンシブなUI Tomomi Imura(Slack) フロントエンド開発やデザインに携っている皆さんにとって、ここ数年間「レスポンシブ・ウェブ」についての話題は避けて通れないものとなっているでしょう。モバイルやタブレット上でも、ユーザー・エクスペリエンスを失うことのないウェブを表現するには、CSS3 Media-queriesが欠かせないものとなってきました。 それでは実際、レスポンシブ・ウェブとは何についての対応(レスポンシブ)なのでしょうか。 現在のところ、私たちがいうレスポンシブ・ウェブデザインとは、どんなスクリーンの幅や表示領域、デバイスの画面解像度や画面の縦横の向きにも対応したウェブデザイン、というのが事実上の定義となっているようです。 そこで今回、私はその定義を超えたレスポンシブ・ウェブのユースケースについて考えてみました。 太陽光
「PCの死」と「平等なウェブ世界の終焉」 ここに書かれているようなウェブ世界の終焉が、近い将来実際にやって来る可能性は十分にあると思った。 ウェブ世界といっているのは、要はウェブブラウザのこと。 10年後、ウェブブラウザというのは時代遅れのアプリケーションになっているかもしれない。 完全に消えはしなくても、現在の RSS リーダーのようなストイックな位置づけになって、HTML リーダーと呼ばれているかもしれない。 ティムバーナーズリーが作った WWW は、HTML、HTTP、URL によって成り立っている。 その三要素のうち、HTML はもう半分ぐらい死んでいる。 ウェブサービスの多くは RESTful な API を持っており、ウェブブラウザやネイティブアプリなど複数種類のクライアントから利用される。これらはサーバーから JSON や XML といった非 HTML データを取得し、パース
HTML5/スマホアプリ開発者が知らないと手痛い、セキュリティ5つの常識:第8回OWASP Nightレポート 2013年11月14日夜、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)本社で「OWASP Night 8th」が開催された。 OWASP NightはWebアプリケーションのセキュリティ改善に向けた啓発、研究活動を行う非営利団体「OWASP(Open Web Application Security Project)」の日本支部が主宰する定期セミナーだ。第8回目となる今回は、日本HPが協賛しての開催となり、某TVドラマのロケ地にもなったという本社カフェテリアで濃厚なセッションが行われた。 当日は、こちらも日本HPが協賛する情報セキュリティカンファレンス「PacSec2013」、および「Mobile Pwn2Own」に参加した講師も登場し、大きな盛り上がりを見せていた。 本記事で
通信キャリアプロフェッショナルが語るHTML5への期待「HTML5 Conference 2013」 馬場 美由紀(HTML5 Experts.jp編集部) 「HTML5 Conference 2013」ルーム5Cの最終セッションは「通信キャリアプロフェッショナルが語るHTML5への期待」と題したパネルディスカッションが行われた。パネラーとして登壇したのはNTTコミュニケーションズの宮川晋氏(専門:バックボーンNW)、ソフトバンクモバイルの湧川隆次氏(専門:アクセスNW)、KDDIの藤井彰人氏(専門:クラウド基盤)の3人。コーディネータをNTTコミュニケーションズの小松健作氏が務めた。 これからのアプリ開発はネットワークの知識は欠かせない セッション開始にあたり、まず小松氏が同セッションの目的を紹介した。 「HTML5の登場により、Webが進化しているのは承知のとおり。通信など他のレイヤー
NTT Communications(以下、NTT Com)が提供するWebRTC開発用プラットフォーム SkyWayはPeerJSをベースに構成されています。この記事ではPeerJS開発者であるEric Zhang氏の素顔に迫ります! はじめに 2013年11月19日から21日にアメリカで開催されたWebRTC Conference & Expoに合わせて、NTT ComのSkyWay開発担当者がアメリカを訪れ、PeerJS開発者の一人であるEric Zhang氏にインタビューを行いました。 (写真左:NTT com SkyWay開発チームの飯田アレン真人氏、写真右:PeerJS開発者のEric Zhang氏) ──PeerJSとは? WebRTCを活用したアプリケーションを開発できるようにするためのJavaScriptライブラリ。PeerServer Cloud serviceというW
インテル、無償のHTML5アプリ開発ツール「Intel XDK」を刷新。ランタイムエンジンにBlinkベースの「Crosswalk」を採用 ただし名称に関しては、現バージョンの「Intel XDK」を2月末で提供終了した後には、新バージョンの「Intel XDK NEW」の名称が「Intel XDK」となる方針も合わせて明らかにしました(本記事では分かりやすさのため新バージョンを「XDK NEW」と記します)。 PhoneGapに代わりCrosswalkが採用 Intel XDKはHTML5/CSS/JavaScriptによるアプリケーションの開発環境と、PhoneGapによるビルドシステムを備えており、AndroidやiOSなどのクロスプラットフォームに対応したモバイルアプリケーションを開発することができました。 XDK NEWの最大の変更は、ビルドシステムをPhoneGapから、ランタ
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「Markup Maniax – マークアップ部が語り合うHTML5仕様のいま・これから」HTML5 Conference2013 馬場 美由紀(HTML5 Experts.jp編集部) 2013年11月30日に開催された「HTML5 Conference2013」において行われた数々のセッション。その中で今回は、マークアップに関する活動を展開している「マークアップ部」メンバー3名によるセッション「Markup Maniax – マークアップ部が語り合うHTML5仕様のいま・これから」の一部に関してレポートする。 HTML5といえばAPIや周辺技術の話題を目にすることが多くなった一方、Webサイトで重要なのはやはりマークアップ。HTML5がLast Callになってからも仕様に随時変更が加わっている。また、独自の要素を定義できる仕組みも登場している。今回のセッションでは「マークアップの今後
2013年のモバイル業界を最も象徴していたのが、先日米AT&T CEOのRandall Stephenson氏が語った「(米国の)スマートフォン普及率は飽和に近付いており、戦略を見直す時期が到来した」というコメントだ。同氏の語る現在の米国での普及率は75%、日本ではその水準が49.8%となっている。つまり、米国での出来事は1年~1年半ほどで日本に波及する可能性が高い。そんな戦略転換の時期に差し掛かった2014年のモバイル業界を展望してみる。 現在、米国ならびに日本のモバイル業界で起きているのは「新規顧客の獲得競争」だ。魅力的な端末やサービスであったり、料金で顧客を惹きつけて、新たに回線を契約してもらおうというものだ。もちろん、既存のフィーチャーフォーンを使うユーザーをより利益率の高いスマートフォンに誘導したり、あるいは他社から回線を乗り換えたユーザーに特別な割引を与えるなど「引き抜き合戦」
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「HTML5 Advent Calendar 2013」の24日目の記事です。 Webアプリのパフォーマンス改善と言えば、JavaScriptやDOMアクセスなど、既存の技術ベースな改善手法を想像する方も多いでしょう。最近では、こうした改善のあり方を、別の視点からもう少し広げようというアイデアが存在感を持ち始めています。それは「Web標準」です。 そこで今回、Web標準側でできるWebアプリのパフォーマンス改善について、掻い摘んで紹介します。全てを説明となるとキリがないので、キーワードを中心とさせて頂きます。最近になって、結構実用化が進んできているので、悩んだ時には試してみる価値はあるでしょう。 1. リソースを先に読み込む linkタグにてURLなどを指定することで、これから先に読み込ませる可能性が高いWebページのリソースを予め読み込むWeb標準があります。ニュースサイトでは次のページ
テレビ朝日とアシアルが 業界初!! ハイブリッドキャスト開発支援ツール「Monaca for Hybridcast」を共同開発 試作版を提供開始!! ネットサービス 株式会社テレビ朝日(本社:東京都港区、代表取締役社長:早河洋)とアシアル株式会社(本社:東京都文京区代表取締役:田中正裕)は、ハイブリッドキャスト開発支援ツール「Monaca for Hybridcast」を共同で開発し、2013年12月25日より試作版の提供を開始いたします。 株式会社テレビ朝日(本社:東京都港区、代表取締役社長:早河洋)とアシアル株式会社(本社:東京都文京区代表取締役:田中正裕)は、ハイブリッドキャスト開発支援ツール「Monaca for Hybridcast」を共同で開発し、2013年12月25日より試作版の提供を開始いたします。 「Monaca for Hybridcast」は、次世代放送サービス、ハイ
このエントリはFrontrend Advent Calendar 2013 23日目の記事です。 2014/03/16追記 WebRTC-DataChannelについてもエントリ書きました。↓からどうぞ。 WebRTC-DataChannel使ってみたよ WebRTCを仕組みの理解から実装まで Advent Calendarを書くということでなんか新しいことやったほうがいいかなーって思ってたので、今回はWebRTCを調べてみました。 調べながらだったので間違っている箇所もあるかもですが、専門家の方のツッコミあれば歓迎です。 先に作ったサンプルデモを触りたい方は以下のアドレスからどうぞ。 WebRTC Video Chat Sample ※接続名は同時にアクセスしている方全員から見えますのでご注意ください!接続依頼が来た際にはダイアログが出るようにしてますが、安易に応答すると知らない人とつな
「進化を続ける JavaScript ~次世代言語のステキな機能と高速化の行方~」HTML5 Conference 2013 セッションレポート 吉田 啓二 2013年11月30日(土)に開催された「HTML5 Conference 2013」の、Mozilla Japan浅井智也さんによるセッション「進化を続ける JavaScript ~次世代言語のステキな機能と高速化の行方~」のセッション内容をご紹介します。 JavaScriptの課題と改良への動き 現在のJavaScriptには、次のような課題があります。 高速化がなかなかできない クラス、モジュールがない プロトタイプベースであるため、普段Javaなどでクラスを使っている人にとって、メソッド定義や継承がわかりにくい メソッドとして呼び出したときはthisがそのメソッドのオブジェクトになるが、間違って関数として呼び出すとthisがw
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