子どもがSNSで受信した投稿やメッセージを分析し、危険と判断した言葉があれば保護者に連絡――そんないじめ防止アプリ「Filli」(フィリー)を、中学生の保護者に無償提供する実証実験を千葉県柏市が4月7日に始める。TwitterやLINEといった、保護者の閲覧が難しい“クローズドな環境”でのトラブル抑止を目指す。 ビッグデータ分析などを手掛けるベンチャー、エースチャイルドが開発したアプリ。子どもがSNSに投稿した内容から「いじめ」「薬物」「出会い系」といった単語を検知すると、保護者にアラートを送信する。プライバシーを考慮し、会話の原文は伝えずに「注目単語」として列挙する。 子どもがSNS上で誰と連絡しているかを確認できる「つながり分析」や、使用時間帯をグラフで表示する「アクティビティ分析」なども搭載する。対応するSNSは、Twitter、LINE、Facebook、カカオトーク。 実証実験は
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