2010年4月に急逝した佐藤史生の「死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)」が復刻され、未収録作を加えた作品集として復刊ドットコムより4月下旬に発売される。佐藤の作品が刊行されるのは、2001年のハヤカワ文庫「天界の城」以来11年ぶり。 「24年組」に続く「ポスト24年組」の1人として数えられ、少女マンガの枠に収まりきらない独自の世界観で人気を博した佐藤。「死せる王女のための孔雀舞」には多感な少女の揺れ動く心を描いた「七生子シリーズ」より表題作、「雨男」「さらばマドンナの微笑」「我はその名も知らざりき」の4作品のほか、代表作「ワン・ゼロ」の原型となった「夢喰い」、そして単行本初収録となる初期作「一角獣にほほえみを」「マは魔法のマ」の計7作品が収録される。また巻末には著作リスト、増山法恵による解説を掲載。 刊行にあたり、坂田靖子と竹宮惠子が推薦コメントを寄せた。復刊ドットコムでは今後も佐藤の