作者は読者に注文をつけちゃいけませんね。自由に読んでください。というか、小説は自由に読まれるべきです。その自由さと無数の解釈によって膨張した世界、元の小説からスタートする、もっと広い世界こそ問題にされるべきでしょう。小説は飽和した水溶液に落され結晶を作り出す「きっかけ」なのです。
この本の内容 少年は旅立った。サヨウナラ、「世界」――衝撃のデビュー作『さようなら、ギャングたち』から29年。著者自身「いまの自分には、これ以上の小説は書けない」と語った傑作! 著者 高橋 源一郎 (タカハシ ゲンイチロウ) 1951年生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で群像新人賞長篇小説賞を受賞しデビュー。三島賞、伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞他各賞を受賞。近著に『一億三千万人のための『論語』教室』他多数。 読者の声 この本に寄せられた読者の声一覧 本書を読んでいると、ユーモアさえ漂う平易な文章の陰に隠れているあまりにも辛い現実に直面しそうになって何度も涙が流れそうになった。ここには清い精神と本質を見極める確かな目を養う大切さが描かれており、「悪」を象徴するあらゆる出来事に対する正しい選択が描かれている。だが、それはストレートに我々のもとには届いてこない。もしかすると、ぼくの解釈は
古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano 今日はブックオフに寄ったが、さほど棚に変化はなかったようだった。1冊だけ、仕事用で参考にする英語の受験参考書を105円で買うに止まった。 さて、ここ数日の読書は『2666』をなんとか読み継いではいる。やっと200ページを超えたところ。読み終わるのはいつになるのやら。 別に1冊、久しぶりに新刊を購入。 ・高橋源一郎 『13日間で「名文」を書けるようになる方法』 (朝日新聞出版、2009年) これは、高橋
刀鍛冶の刈谷さんに監督は質問するのだが 不満 「小泉参拝をどう思う」と逆質問。 訊問調書なんか作っちゃダメだ 他人とコミュニケートすること 軍服で靖国に集う人達 文学界六月号『ニッポンの小説』。 高橋源一郎が映画「靖国」を表現として駄目だと斬っている。(「靖国」で辿り着いて、なおかつ高橋源一郎を知らない人の為に説明すると、高橋さんは靖国とか九条改正には反対の立場) 1.古い、と感じた。 2.狭い、と感じた。 3.歴史、というものは、そんなにつまらないものなのか、と感じた。 7.自分に関係ないものを見ないことにしている人の視線を感じた。その結果、世界のほとんどは、自分とは無関係になるのに。 (略) 9.これらすべてをまとめていうと、自由ではない、と思った(感じた)ことになる。これを作った人は、おそらく、漠然と、「自由」のようなもの、を求めて作ったのではないか。ところが、できたものは、その人が
「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ いつもhontoサービスをご利用いただきありがとうございます。 「honto 本の通販ストア」は2024年3月31日をもちましてサービスを終了致しました。 サービス開始から約12年、多くのお客様にご愛顧賜りましたこと、深く御礼申し上げます。 4月からの「honto」に関して 店舗お受け取りサービスに関して 丸善ジュンク堂書店オンラインサイトに関して サービス終了に関するFAQ 4月からの「honto」に関して 4月1日からは、「honto電子書籍ストア」のサービスは継続し、本の通販に関しましては「e-hon」との連携を開始致しました。 honto電子書籍ストアで販売中の商品に紙の本がある場合は、ページ内にe-honサイトへのリンクが表示されますので、そちらからご購入いただけます。 e-honで会員登録される際に
高橋源一郎氏特別講義レポート 詩と小説---我、ついに詩人となりぬ 地方競馬の危機 2003年度の特別講義は、高橋源一郎氏を招いておこなわれた。テーマは「詩と小説――我、ついに詩人となりぬ」。明治にあらわれた高橋氏の長髪痩身の姿は、本の折りかえしの著者近影や日曜の競馬番組をとおして私たちが知っているとおり。越川芳明先生による紹介がつづくあいだずっとうつむきかげんのその姿はとてもクールで、会場の6割以上が女性というのもなんとなくうなずけた。近くは学部生、筑波大をはじめとする他大学、そして遠くはコロンビア大学からの客人も来ているということで、その注目度の高さがうかがわれる。 つい先日盛岡に行った、と高橋氏は思いのほか低くてよく通る声で話しはじめる。「岩手県競馬の未来を考える」というフォーラムに出席されたのだそうだ。いきなり競馬の話がはじまったからといって気をゆるめてはいけない。いかにも雑談
★★★★ 河出書房新社 / 2009.3 ISBN 978-4047916081 【Amazon】 ISBN 978-4309412153 【Amazon】(文庫) 柴田元幸と高橋源一郎の対談。2人が小説の読み方・書き方・訳し方について語っている。また、海外・国内小説のブックリストもあり。 刺激的な知見があちこちにあって面白かった。私は高橋源一郎にはあまり興味がないのだけど、この対談では柴田元幸の良きパートナーとして、絶妙な調和を生んでいたと思う。高橋は柴田が翻訳したブコウスキーを絶賛し、柴田は高橋の小説にバーセルミを見出している。どちらも英文学に傾倒しているから話が合うのだ。読み書きから翻訳まで、海外から国内まで、それぞれの個性を活かした読み応えのある対談だった。 以下、柴田元幸の発言。 (……)翻訳文学を読む時の楽しみのひとつは、日本語でできることが微妙に内側から広がっているような感じ
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