タグ

2010年10月30日のブックマーク (9件)

  • うすぼんやりとした光 ロベルト・ムージル『愛の完成』 - 備忘録の集積

    題名 愛の完成 著者 ロベルト・ムージル 発表年月日 1911年 愛の完成・静かなヴェロニカの誘惑 (岩波文庫)posted with amazlet at 10.10.30ムージル 岩波書店 売り上げランキング: 414938 おすすめ度の平均: きもちわるい 退屈の美学 合一 Amazon.co.jp で詳細を見る オーストリア生まれの作家ロベルト・ムージルの著書『愛の完成』を繙いてすぐ、私は意識のうすぼんやりとした領域によって文字を追うときの感覚と、それに伴う優美な浮遊感に囚われたのでした。 当時の私はヴァージニア・ウルフの『灯台へ』を読み終えてまだ日も浅く、あのような文体に憧れながらも、自分の目指している文体がまた少し違ったところにあることを感じておりました。あれに近く、あれとはまた違った文体……。まだ手にしてはいなかったのですが、輪郭はうっすらと見えていて、答えを中心とした渦にす

    うすぼんやりとした光 ロベルト・ムージル『愛の完成』 - 備忘録の集積
    florentine
    florentine 2010/10/30
    こういう紹介文をよむことができて、「古典よむ部」はじめて本当によかったなあってしみじみ思います。
  • 【非実在青少年】東京都がマンガ規制の要望書をあちこちに配布中【マッチポンプ】

    何が何でも都条例改正でマンガを規制したいという東京都青少年・治安対策部が、PTAや青少年関連団体に「都条例改正要望書」の雛形を配布し、それを都に提出するようにと要請して回っているようです。 都条例改正を担当をしている部署がこのようなマッチポンプを行うのは問題無いんですかね?

    【非実在青少年】東京都がマンガ規制の要望書をあちこちに配布中【マッチポンプ】
  • ヌコにもマツタケ。 - kananaka's blog

    庭先でこぼれんばかりに咲き誇るキンモクセイの芳香が、秋の深まりを告げている。そういえば最近、澄み渡る秋の空を見ていない。理由は単純、頭上を木立に覆われたアカマツ林の中、筆者が足元ばかり見て歩いているせいである。 「花より団子」とはよく言ったもの、今年も山の手の我が家にキノコの季節がやってきた。盛夏を過ぎ、朝晩の最低気温が10度を下回り始めれば、山仲間たち(含・筆者)は一斉にそわそわ、「出るだろうか」「出たらしいぞ」の噂が飛び交い始める。何が「出た」かって?―――勿論、キノコの王様・マツタケである。 今年の夏は、気象庁もお墨付きの「異常気象」だった。七月の降水量こそ多かったものの、八月は連日の真夏日を記録。そして、肝心のキノコの生育に影響を及ぼす降水量は平年の三分の一程度しかなかった。近年稀に見るマツタケの凶作年となった昨年と比して、決して楽観できる状況ではない。 ところが待ちかねたシーズン

    ヌコにもマツタケ。 - kananaka's blog
    florentine
    florentine 2010/10/30
    「自ら進んで場所を教えることはないものの、山の恵みは筆者だけのものでない、地域皆のものである。」
  • 色で読む海外文学・モノクローム編 - ボヘミアの海岸線

    先日の「色で読む海外文学」リストの続編。Twitterでつぶやいたら、いろいろな方からいっぱい推薦をもらったのでまとめてみることにした。白黒つけてみる? モノクローム編。 White 冬の犬 (新潮クレスト・ブックス) 作者: アリステア・マクラウド,中野恵津子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/01/30メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 56回この商品を含むブログ (68件) を見る 冬になると、カナダの離島には流氷がやってくる。見渡す限りの氷原を、犬を引き連れて歩いた記憶。息まで凍りそうな、真っ白な世界にたたずむ自分を幻視した。⇒感想 白い城 作者: オルハンパムク,Orhan Pamuk,宮下遼,宮下志朗出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2009/12/17メディア: 単行 クリック: 49回この商品を含むブログ (21件) を見る 文明が衝

    色で読む海外文学・モノクローム編 - ボヘミアの海岸線
    florentine
    florentine 2010/10/30
    すごく面白い! キシュの『庭、灰』の印象は、そのタイトルに反して「灰色」じゃないしなあ。蛍光色の虹色ならピンチョンの『ヴァインランド』をあげたい☆
  • 色で読む海外文学・カラーパレット編 - ボヘミアの海岸線

    うちの家の庭は、かつての持ち主だった庭師が作ったもので、四季折々の植物が植えられている。台所から見える葉っぱの色は、季節の節目を測るバロメータだ。少し黄土色を混ぜたようなくすんだ黄緑色になっているのを見ると、秋も深まってきたのだなあとしみじみ思う。 四季の色を楽しむ日人。では、海外はどうか? そんな思いつきから「色ごと」に海外文学を考えてみた。 Red サロメ (岩波文庫) 作者: ワイルド,Wilde,福田恒存出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/05/16メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 72回この商品を含むブログ (77件) を見る 赤い月夜が見せる、狂った恋の物語。わき目もふらず「惚れた男の首をおくれ」と叫び続けるサロメの狂気は、まるで濃密な原酒のよう。 ⇒感想 ブラッド・メリディアン 作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行出版社/メーカー: 早川書房発売日

    色で読む海外文学・カラーパレット編 - ボヘミアの海岸線
    florentine
    florentine 2010/10/30
    プルーストの薔薇色、そして薄紫(モーヴ)の印象はあまりにも綺麗すぎて、いっそ薫り立つように思える。
  • 『黒檀』リシャルト・カプシチンスキ - ボヘミアの海岸線

    [無限の多様性] Ryszard Kapuscinski HEBAN,1998. 黒檀 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集) 作者:リシャルト・カプシチンスキ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/08/11メディア: 単行 一流の人類学者は、<アフリカ文化>や<アフリカ宗教>という言い方をけっしてしない。そんなものは実在せず、アフリカ質とは、無限の多様性だと知っているからだ。 ――「氏族の構造 ガーナ編」 アフリカ文明の驚くべき特徴――暫定性、臨時性、そして物の継承性の欠如は、まさしくそこに根ざす。ついきのうできたばかりに急拵えの小屋が、きょうは跡形もなくなっている。……継承が皆無なのではない。ここの社会をまとめ上げ、活気づける継承力――それは、部族や儀式の伝統を保つこと、つまり、祖先崇拝の深い信仰として厳存する。それゆえ、物ないし土地の共通性を上回って、精神の

    『黒檀』リシャルト・カプシチンスキ - ボヘミアの海岸線
    florentine
    florentine 2010/10/30
    じつは、「今年の10冊」トップを虎視眈々と狙っていると思われる本。
  • はてなハイク サービス終了のお知らせ

    平素より「はてなハイク」をご利用いただき、ありがとうございます。 「お題でつながるミニブログ」としてご利用いただいていた「はてなハイク」は、2019年3月27日をもちまして、サービスの提供を終了させていただきました。 これまでご利用いただきましたユーザーの皆さまに深く感謝いたします。 誠にありがとうございました。 詳しくは下記をご覧ください。 http://labo.hatenastaff.com/entry/2018/11/19/113653 株式会社はてな

    florentine
    florentine 2010/10/30
    広報ブクマ☆
  • 岡崎国家公安委員長、元慰安婦への金銭補償「検討していかなければならない」 - MSN産経ニュース

    岡崎トミ子国家公安委員長は28日の参院内閣委員会で、韓国人などの元外国人慰安婦について「名誉や尊厳を回復する措置をしっかりとしていきたい。(金銭支給も)含むものとして検討していかなければならないと思う」と述べ、新たな個人補償を検討したい考えを示した。 政府はこれまで、先の大戦にかかわる賠償、財産、請求権の問題はサンフランシスコ平和条約と2国間条約で対応しており、新たに個人補償を行うことはできないという立場を堅持してきた。岡崎氏の発言はこれを大きく逸脱している。 岡崎氏は平成15年2月、ソウルの駐韓日大使館前で、韓国の慰安婦支援団体主催の反日デモに参加。民主党が野党時代には、元慰安婦に日が国家として謝罪と金銭支給を行うための「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」を繰り返し国会に提出していた。 自民党の西田昌司氏への答弁。

  • 波ダッシュ Unicodeに関連する問題 - Wikipedia

    波ダッシュ(なみダッシュ、wave dash[注釈 1])とは、日語表記における約物のひとつで、波線「」(はせん、なみせん)を指している。ダッシュ記号(—)の波形であることからそう呼ばれる[注釈 2]。 日語における用法の多くはダッシュ記号としての用法と長音符としての用法であり、中国語でも長音符などとして使われることがある。 Windows XP等における日語環境下では、表示字形が「」ではなく、波形の反転した「」に変わってしまう問題が発生していた[注釈 3]。これに付随して、波ダッシュの代用として音声記号等として用いられる全角チルダが不適切に使われることがあるため、混乱の元となっている[1][注釈 4]。 用途[編集] 範囲[編集] 波ダッシュは、範囲を表すために用いられる[注釈 5]。 場所に対して: 東京〜大阪 時間に対して: 5時〜6時(もしくは5〜6時) 数量に対して: 10