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2014年10月1日のブックマーク (4件)

  • 九月に読んだもの - TBCN

    倉阪鬼一郎『不可能楽園〈蒼色館〉』『八王子七色面妖館密室不可能殺人』講談社ノベルス 前者は『四神〜』以降、館ものと毎年交互に刊行されていたバカミスシリーズかつ上小野田シリーズの最終作。もっと出ているような気がしていたが、三作目。後者とともに暗号ものだが、仕掛け過ぎと思えるほど過剰な操作にはさすがにボーゼンとする。『八王子〜』は予想外の「イイ話」ぶりにビックリ。 原田実『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』星海社新書 私が「江戸しぐさ」について知ったのは二、三年くらい前で、ネット上ではすでに水伝などと同じく原則的にヨタ話として語られていたと思うけれど、やはり紙の文献=具体的なマテリアルとしてまとめられることは喫緊だったのだろう。189ページの章まとめ三行分は編集ミスか。 大田俊寛『現代オカルトの根源 霊性進化論の光と闇』ちくま新書 上の原田著で江戸しぐさはオカルト、という記述があった

    九月に読んだもの - TBCN
  • パウル・ツェラン - 白水社

    戦争と喪失の20世紀を象徴する詩人パウル・ツェラン。その傷ついた記憶から紡ぎ出された言葉に共鳴し、詩想を追い求めたドイツ文学の泰斗による、半世紀に及ぶライフワーク。

    パウル・ツェラン - 白水社
  • 『Before mercy snow 田波正原稿集』を読む - TBCN

    1 去年のうちに入手していたものの、レビューされている作品になじみが薄い(主にSF)ことからチビチビと読んでは残していた『Before mercy snow 田波正原稿集』(名古屋大学SF研究会、2013)を、ようやく頭から一気に通読した。収録原稿は名大SF研の機関誌に1984〜87年頃(つまり著者20〜23歳頃)に発表されたものが母体だが、この時期の著者が抱いていたのだろうフィクション観や原理は、一冊を通してほぼ一貫しているように感じた。 のちに公開されるサイトの記述などでは、なかなかうかがい知れなかった、同時代の作品を通じてそれを模索する様子はやはり貴重だと思った。 以下、個人的に興味深かった箇所を少しだけご紹介し、思い浮かんだことをまとめてみたい。(以下、『BMS』と記述) 2 このの中で、著者はさまざまなレビューや評論を通して〈SFとは何か?〉〈なぜSFを書く/読むのか?〉という

    『Before mercy snow 田波正原稿集』を読む - TBCN
    florentine
    florentine 2014/10/01
    「新井素子『あなたにここにいて欲しい』レビューの冒頭では、バタイユの言葉が引用されている」
  • T-BOX通信 : 今週の光内ー103 気合と季節の移り変わり

    2014年10月01日17:00 カテゴリ 今週の光内ー103 気合と季節の移り変わり 今週の光内ー103 Django Reinhardt New York City Festival のギター演奏の映像を見ていると どうしてあんな早く指が動くのだろうかと繰り返し感心してしまう。このさん を見ていると、「いくぞ!」と気合が入っている。早い指の動きを頭の中でシュ ミレーションをしているようだ。 道端に赤い万寿沙華(彼岸花)が一列に間隔を置いて咲いている所がある。 示し合わせたように、見事に7〜8が一気に枯れていた。冬がもう其処に 来ているので、寒くならない内に枯れてしまおうと考えたに違いない。 朝顔をベランダで育てているが、多い時は20余の花を付ける。今朝は3輪 のみ。咲かない日もある。 植物によって咲き方が千差万別。百日紅は名の如く、まだ咲いている。 季節の移り変わりが速く感じる歳に

    T-BOX通信 : 今週の光内ー103 気合と季節の移り変わり