(CNN) 米軍主導の有志連合が6月から実施しているシリア北部の要衝マンビジ周辺での空爆で、これまでに民間人100人以上が死亡したと、複数の人権団体が主張している。 在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(SOHR)」によると、マンビジとその周辺は北部のトルコ国境沿いで唯一、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の支配下にとどまっている地域。ISISが「首都」と称する北部ラッカとトルコの間に位置する物資輸送路の要所で、ISISが外国に仕掛ける攻撃の拠点ともいわれている。 米軍の支援を受けてISISと戦うクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍」は、ISISの戦闘員がトルコ側へ越境したり外国からシリアへ流入したりする動きを阻止する目的で、6月にマンビジへ攻め込んだ。同市ではその後、激しい戦闘が続いている。 マンビジは人口密度が高いため、民間人の犠牲を避けることは難しいと