水戸をデザインする --- 磯崎新 季刊 水戸芸術館 1988年秋 〒310-0063 茨城県 水戸市 五軒町1ー6ー8 Mail to: webstaff@arttowermito.or.jp TEL: (029)227-8111 / Fax: (029)227-8110 Q―建築家として“芸術館”の構想をどうすすめるか? A―私の水戸芸術館との最初の出会いは、芸術館の担当建築家を決めるためのインタビューを受けたことから始まったといえますが、そのときにはいわゆるアイデア・コンペ(競作)についての感想を求められたので、国内で行われるその種のコンペは中途半端なものが多いので応募しにくいということを言っておいたんです。それで水戸市のほうで考え方を整理して、個々に建築家を直接呼んで意見を聞き話し合いをしてそれで決めるということになって、そのときには、市側の基本構想もだいたい作ってあって、それを
大日本帝国憲法は、究極の押しつけ憲法? 加藤 先生は『論究ジュリスト』(有斐閣)2016年春号に掲載されている「大日本帝国憲法の制定――君主制原理の生成と展開」で、明治憲法の制定の時点から書き始めておられる。憲法の理論一般ではなく、明治憲法についてのご論文なのでいささか驚きました。これは歴史家的な勘ぐりなんですが、今年の5月2日、憲政記念館で改憲を目指す人々による集会が開かれまして、そこには来賓として渡部昇一さんが出席され、報道によれば、「明治憲法に返れ」というようなご主張を展開されたといいます。長谷部先生は、このご論文のなかで、改憲派も護憲派も、大日本帝国憲法について考えるのであれば、君主制原理を認めなかった美濃部の国家法人理論について、改めてちゃんと検討してみましょうと書かれていますが、これは単に学説的に面白いからではなく、改憲論者に対して、有効な学問的な反論を完璧に書いてしまおう、
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