あっちこっちつまみ読みしたが・・・全体としては低調モード。 あ、読書イベントには参加して面白かった。 『ドン・キホーテ』 前編一・二 セルバンテス 遅々として進まないが、なんとか読了したいシリーズの一つ(笑)。いや面白いですよ。周囲がドン・キホーテを欺くところや小説内小説『愚かな物好きの話』自体が演技と本心がすり替わるような話で、虚と実に意識的かつ高度な分析がなされていてセルバンテスの驚くべき先駆性がわかる。 『半分世界』石川宗生 話題のようなので読んでみた。これはユニークな作家の登場だ。 「吉田同名」大量に分裂した人物について形而上学的な奇想に発展していくところがユニーク。 「半分世界」突然半分になった家で暮らす家族。生活が丸見え状態となり、否が応でも住民の興味をかきたてる。意表をつく発想でこれにも驚かされた。 『見えるもの見えざるもの』E・F・ベンスン 当時のテクノロジーが題材に取られ