あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひ本の雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 伊達聖伸 編著 『ヨーロッパの世俗と宗教 近世から現代まで』 →〈「序論 本書の目的・特色・構成」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 序論 本書の目的・特色・構成 伊達聖伸 本書は、近世から現代に至る時期のヨーロッパにおける世俗と宗教の関係を、総合的かつ多角的に論じようとするひとつの試みである。総合的というのは、おもに政教関係の構造的変容に注目することによって、ヨーロッパ全体にある程度共通する大きな変化を掴み出してみたいということだが、国や地域に応じた違いや特徴的な争点を比較の視座のもとで相互に浮かびあがらせようとする点において、すでに多角的である。ところ