タグ

2021年5月11日のブックマーク (4件)

  • 失われた「いにしへの色」に挑み続けた染織史家・吉岡幸雄―初の回顧展で現代によみがえった色に触れる | 紡ぐプロジェクト

    平安時代の官位8色(右から順に一位~八位)。源氏物語『澪標』の帖をイメージしたもので、一番右が「濃紫(こきむらさき)」 特別展「日の色―吉岡幸雄の仕事と蒐集―」細見美術館(京都) 古代の高貴な人が身に付けた「濃紫(こきむらさき)」、天子の色「黄櫨染(こうろぜん)」、平安時代の天皇や皇太子が着用した色「麴塵(きくじん)」――。いにしえ人が実際に目にしたであろう、失われた日古来の伝統色を半生かけて現代に甦らせた人物が、江戸時代から続く京都の染色工房「染司よしおか」5代目当主で染織史家の吉岡(よしおか)幸雄(さちお)氏です。 2019年に73歳で急逝した吉岡さんが私達に遺(のこ)してくれた「日の色」とは? 現在、初の回顧展「日の色―吉岡幸雄の仕事と蒐集(しゅうしゅう)―」が開催されている京都・細見美術館の展示作品から、その軌跡をたどってみましょう。 染織史家・吉岡幸雄 1946年(昭和

    失われた「いにしへの色」に挑み続けた染織史家・吉岡幸雄―初の回顧展で現代によみがえった色に触れる | 紡ぐプロジェクト
  • 玄象という琵琶が鬼に取られた話

    今昔物語集琵琶の名器「玄象」を奏でる順徳天皇(『中殿御会図』〔模〕)(出所:ColBase〔国立博物館所蔵品統合検索システム〕) 今回の説話は『今昔物語集』の「玄象という琵琶が鬼に取られた話」。平安中期の村上天皇の御代、唐伝来の琵琶の名器「玄象」が突然、消え失せてしまいます。ある晩、その音色を耳にした源博雅が、夜の平安京を南、南へとその音色を頼りに探し歩き、やがて、羅城門に至ります。 (『今昔物語集』巻第24-24「玄象という琵琶が鬼に取られた話」) 現代語訳 今は昔、村上天皇の御代に、玄象(げんじょう)という琵琶が、突然、消え失せてしまった。これは皇室に代々伝わってきた由緒ある宝物であったが、このようになくなってしまったので、天皇がひどく嘆かれ、 「このような貴重な伝来物が、朕の代になくなってしまうとは」 と悲嘆なさるのも道理である。 「これは人が盗んだのであろうか。ただ、人が盗み取

  • オークションレコード更新か? ダ・ヴィンチのドローイングがクリスティーズで競売へ

    オークションレコード更新か? ダ・ヴィンチのドローイングがクリスティーズで競売へイギリス王室コレクションなど以外の個人が所有する8枚のレオナルド・ダ・ヴィンチのドローイングのうちの1枚である《Head of a Bear》が、7月8日にクリスティーズ・ロンドンで開催されるオークションに出品。予想落札価格は800万〜1200万ポンドとなる。 レオナルド・ダ・ヴィンチ Head of a Bear (C) Christie’s 2021 レオナルド・ダ・ヴィンチのドローイング《Head of a Bear》が、7月8日にクリスティーズ・ロンドンで開催されるオークションに出品される。予想落札価格は800万〜1200万ポンド(約12億〜18億円)と推定されている。 同作は、イギリス王室コレクションとチャッツワースのデヴォンシャー・コレクション以外の個人が所有する8枚のダ・ヴィンチのドローイングのう

    オークションレコード更新か? ダ・ヴィンチのドローイングがクリスティーズで競売へ
    florentine
    florentine 2021/05/11
    “トーマス・ローレンス卿にまで遡る。1830年にローレンスが亡くなると、同作は彼のディーラーであるサミュエル・ウッドバーンに渡り、1860年にクリスティーズで2.5ポンドで売却”
  • 小・中学生の女子はなぜ「うち」という一人称を使うのか? その深すぎる理由(中村 桃子) @gendai_biz

    小・中学生の女子はなぜ「うち」という一人称を使うのか? その深すぎる理由 彼女たちが抱えている「ジレンマ」 このように、「ことばで自分らしさを表現する」という視点から見ると、これまで、たんなる「一過性の現象」や「若者ことば」として片づけられてきたことばの使い方が、それぞれの話し手が、相手との関係を調整しながら自分らしさを表現しようと工夫した結果であることが見えてくる。拙著、『新敬語「マジヤバイっす」―――社会言語学の視点から』(白澤社)では、若者ことばだとみなされている「そうっすね」という言い回しの働きを取り上げている。 先述した『「自分らしさ」と日語』では、小中学生女子の「うち・ぼく・おれ」以外にも、名前・敬語・方言・女ことばなど、さまざまな「ことば」による目からうろこの自分らしさの表現事例を見ている。また、ことばを変えることで職場の人間関係も変化させようという試みも指摘している。 私

    小・中学生の女子はなぜ「うち」という一人称を使うのか? その深すぎる理由(中村 桃子) @gendai_biz
    florentine
    florentine 2021/05/11
    “日本語の足りないところを補うように行われている「自分らしさ」の表現。「正しい日本語」と「自分らしさの表現」の衝突からは、新しい表現だけでなく、新しい関係が生まれている”