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ブックマーク / bijutsutecho.com (29)

  • 日本の2018年「アート産業市場規模」は推計3434億円に。美術品市場は2460億円

    の2018年「アート産業市場規模」は推計3434億円に。美術品市場は2460億円アートフェア東京を主催する一般社団法人アート東京が、約2万人を対象とした「日のアート産業に関する市場調査 2018」を実施。日全体のアート産業市場規模は推計3434億円に上ると発表した。 アートフェア東京2018の会場風景 アートフェア東京の開幕を前に、同フェアを主催する一般社団法人アート東京(以下、アート東京)が、約2万人を対象とした「日のアート産業に関する市場調査2018」を実施し、その結果を公表した。 同調査は、インターネットアンケート会社が契約するモニターを対象に、2018年9月28日~10月4日にかけて実施。調査はこれまで同様2段階で行われ、1次調査は政府統計をもとに、性・年代、職務状況(有職 / 無職)、年収(有職者は個人所得、無職者は世帯所得)を日全体の分布に近いかたちで割り付け。2次

    日本の2018年「アート産業市場規模」は推計3434億円に。美術品市場は2460億円
  • 大名家の能装束と能面(渋谷区立松濤美術館)

    室町時代に大成した日の伝統芸能のひとつ「能」は、江戸時代に幕府の式楽となり、武家のたしなみとして、演能や能の稽古が大名の間で流行した。演能に使われる能装束は、武家の公服や平服をもとに、芸能衣装として桃山時代から江戸時代にかけて独自の道を歩む。能の幽玄な世界を表現するために、織や刺繍・摺箔(すりはく)と呼ばれる桃山時代以来の伝統的な加飾技法が使われ、重厚かつ豪華になっていった。 とりわけ、大名家ではその経済力を基盤に、各時代の最高の技術を凝らして膨大な数の能装束がつくられた。能が盛んに演じられた岡山藩主池田家の名宝を受け継ぐ林原美術館には、質量ともに優れた同家伝来の能装束が所蔵され、大名家伝来の能装束として代表的な位置を占めている。 展では、1000点にもおよぶ能装束を所蔵する林原美術館から、重要文化財4点を含む、選りすぐりの能装束40点と鬘帯(かづらおび)40点、腰帯20点、中啓(ちゅ

    大名家の能装束と能面(渋谷区立松濤美術館)
  • 澁澤龍彦の遺作『高丘親王航海記』を舞踏家・笠井叡が壮大なダンス作品に。世田谷パブリックシアターで来年1月上演

    澁澤龍彦の遺作『高丘親王航海記』を舞踏家・笠井叡が壮大なダンス作品に。世田谷パブリックシアターで来年1月上演舞踏家・笠井叡の新作ダンス作品《高丘親王航海記》が東京の世田谷パブリックシアターで上演される。作は、澁澤龍彦の遺作となった『高丘親王航海記』を21名のダンサーを率いて壮大に演出するもの。公演期間は2019年1月24日~1月27日。 舞踏家・笠井叡の新作ダンス作品《高丘親王航海記》が東京の世田谷パブリックシアターで上演される。澁澤龍彦の遺作となった『高丘親王航海記』は、平城天皇の皇子・高丘親王の天竺への旅を描いた幻想文学を代表する傑作だ。 今回、笠井は同作を21名のダンサーを率いた大スペクタクル作品として演出。黒田育世(BATIK)、近藤良平(コンドルズ)、酒井はな(東京公演のみ)、寺田みさこ(京都公演のみ)といったコンテンポラリーダンスシーンを代表するダンサーを迎え、原作の登場人物

    澁澤龍彦の遺作『高丘親王航海記』を舞踏家・笠井叡が壮大なダンス作品に。世田谷パブリックシアターで来年1月上演
  • ポンピドゥー・センターはなぜ日本建築史に注目するのか。「ジャパン・ネス」展キュレーターに聞く

    ポンピドゥー・センターはなぜ日建築史に注目するのか。「ジャパン・ネス」展キュレーターに聞く坂茂が設計したことでも知られるポンピドゥー・センターの分館、ポンピドゥー・センター・メッス。ここで現在、日の建築に焦点を当てた展覧会「ジャパン-ネス Japan-ness 1945年以降の日の建築と都市計画」展が開催されている。なぜいま、ポンピドゥー・センターはこの展覧会を開いたのか? その経緯を同展キュレーターのフレデリック・ミゲルーに聞いた。 文=村上華子 ポンピドゥー・センター・メッス外観 © Shigeru Ban Architects Europe et Jean de Gastines Architectes, avec Philip Gumuchdjian pour la conception du projet lauréat du concours / Metz Métropo

    ポンピドゥー・センターはなぜ日本建築史に注目するのか。「ジャパン・ネス」展キュレーターに聞く
  • 全国美術館会議が「美術館と美術市場との関係について」声明を発表。「美術館は市場関与目的の活動をすべきでない」

    全国美術館会議が「美術館と美術市場との関係について」声明を発表。「美術館は市場関与目的の活動をすべきでない」全国389の国公私立美術館が加盟する全国美術館会議(会長:建畠晢)は19日、「美術館と美術市場との関係について」と題した声明を発表した。これは5月に報道された政府案「先進美術館」構想に対するもの。 全国美術館会議事務局が入る国立西洋美術館 出展=ウィキメディア・コモンズ 1952年に創立し、日全国にある389の国公私立美術館(国立9館、公立246館、私立134館)が加盟する美術館の一大ネットワーク「全国美術館会議」(以下、全美)が、新たな声明文を発表した。 昨年5月25日、第66回全国美術館会議総会で「美術館の原則と美術館関係者の行動指針」を採択し、美術館のあるべき姿を示した11の原則と、それに対応する美術館関係者の11の行動指針が定めたことで注目を集めた全美。19日に公表された「

    全国美術館会議が「美術館と美術市場との関係について」声明を発表。「美術館は市場関与目的の活動をすべきでない」
    florentine
    florentine 2018/06/19
    「美術作品を良好な状態で保持、公開し、次世代へと伝えることが美術館に課せられた本来的な役割」
  • ミケランジェロの傑作が日本初公開! 「ミケランジェロと理想の身体」展が国立西洋美術館で開催

    ミケランジェロの傑作が日初公開! 「ミケランジェロと理想の身体」展が国立西洋美術館で開催イタリア・ルネサンスの芸術家、ミケランジェロ・ブオナローティの彫刻作品《ダヴィデ=アポロ》を中心に、古代ギリシャ・ローマとルネサンスの身体美の表現に迫る展覧会が国立西洋美術館で開催される。会期は6月19日〜9月24日。 ミケランジェロ・ブオナローティ ダヴィデ=アポロ 1530頃 大理石 バルジェッロ国立美術館蔵 Florence, Museo Nazionale del Bargello 彫刻、絵画、建築の各分野で傑作を生み出し、「神のごとき」と称されたミケランジェロ・ブオナローティ(1475〜1564)。今年6月、世界で約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻のうちのひとつ《ダヴィデ=アポロ》が、初めて日にやってくる。 この《ダヴィデ=アポロ》は、その主題がダヴィデなのかアポロなのか、ま

    ミケランジェロの傑作が日本初公開! 「ミケランジェロと理想の身体」展が国立西洋美術館で開催
  • 建築家・隈研吾の30年を素材から見る。自身初の美術館での個展を開催

    建築家・隈研吾の30年を素材から見る。自身初の美術館での個展を開催建築家・隈研吾の初の美術館での個展「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」が東京ステーションギャラリーで開催される。会期は2018年3月3日〜5月6日。 COEDA HOUSE 2017 Photo by Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office 建築家・隈研吾(1954〜)は、土地の環境、文化に溶け込むことを目指した建築で国際的な評価を受け、これまでに20ヶ国以上の国々で建築を設計。2020年の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計にも携わるなど、現在も多数のプロジェクトを展開し続けている。 Great (Bamboo) Wall 2002 Photo by Satoshi Asakawa 展では、「負ける建築」「自然な建築」など独自の理念を実践してきた隈

    建築家・隈研吾の30年を素材から見る。自身初の美術館での個展を開催
    florentine
    florentine 2017/12/29
    “くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質 会期:2018年3月3日〜5月6日会場:東京ステーションギャラリー”
  • 長谷川等伯の障壁画を特別公開。 永青文庫で見る細川家ゆかりの品々

    長谷川等伯の障壁画を特別公開。 永青文庫で見る細川家ゆかりの品々細川家ゆかりの南禅寺塔頭・天授庵。その方丈を飾る、長谷川派の始祖・長谷川等伯による障壁画全32画面が永青文庫で公開される(前・後期で展示替えあり)。会期は2017年9月30日〜11月26日。 重要文化財 長谷川等伯 禅宗祖師図(部分) 慶長7 年(1602) 天授庵 【前期展示】 天授庵は南禅寺開山の無関普門の塔所として、暦応3年に創建された由緒ある塔頭。応仁の乱以降は荒廃したが、慶長7年に武将であり歌人でもあった細川幽斎の援助を受けて再興された。この幽斎により再興された方丈、正門などは当時のまま現存しており、そこには豊臣秀吉や千利休に重宝された桃山期を代表する絵師・長谷川等伯の晩年の作風を伝える障壁画「禅宗祖師図」「商山四皓図」「松鶴図」(いずれも重要文化財)が残されている。 重要文化財 長谷川等伯 商山四皓図(部分) 慶長

    長谷川等伯の障壁画を特別公開。 永青文庫で見る細川家ゆかりの品々
  • なぜ日本初のアルチンボルド展は実現したのか? 担当学芸員にその舞台裏を聞く

    なぜ日初のアルチンボルド展は実現したのか? 担当学芸員にその舞台裏を聞くこれまで日では「だまし絵」の文脈で紹介されながら、一度も回顧展が開かれることがなかったイタリアの画家ジュゼッペ・アルチンボルド。日初の格的な回顧展はなぜこのタイミングで実現したのか? 担当学芸員の渡辺晋輔(国立西洋美術館主任研究員)と共催者であるNHKプロモーションの古川法子に話を聞いた。 アルチンボルド展会場風景 |世界的に稀なアルチンボルド展——現在開催中の「アルチンボルド展」は、その開催が決まったときから大きな話題を集めています。展は、アルチンボルドの代表作「四季」の《春》《夏》《秋》《冬》と「四大元素」の《大気》《火》《大地》《水》が初めて展示される、これまでにない展覧会ですが、そもそもこの展覧会の構想はいつから始まったのでしょうか?渡辺 3〜4年前ですね。日では2000年代以前、イタリア美術の展覧

    なぜ日本初のアルチンボルド展は実現したのか? 担当学芸員にその舞台裏を聞く