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2007年10月08日17:26 カテゴリ本 マルクスの亡霊たち デリダの「脱構築」の概念とマルクスの関係は、古くから指摘されてきた。これは知識人と左翼が同義だったフランスでは当然のことであり、マイケル・ライアンの『デリダとマルクス』のように両者をストレートに結びつけた本もある。デリダ自身も「私は正統的なマルクス主義者です」と(半分冗談で)インタビューで語ったことはあるが、彼の本格的なマルクス論は、これが最初で最後である。 社会主義が崩壊し、マルクスは死んだと思われた1990年代になって、あえてマルクスを論じるところに、デリダの反時代的な姿勢がうかがえる。本書で彼は、マルクスへの「負債」をはっきり認めている。脱構築の概念は、言説を解体することによって、その裏側にある(意識されない)意味をさぐりだすことだが、そうした方法論が初めて語られたのは、マルクスの『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日
昨年の日中防衛首脳会談での合意に基づき、中国人民解放軍と自衛隊による部隊レベルの交流が今月、兵庫県伊丹市で行われていたことが分かった。日中の歴史上、初の画期的な出来事だが、中国海軍の軍備増強など東シナ海での緊張を抱える時期だけに、お互いにピリピリムードが漂い、友好からはほど遠い雰囲気だった。 日中防衛首脳会談は昨年、北京と東京で行われ、中国の軍区と陸自方面隊レベルが相互理解、信頼関係の構築を目的に交流していくことで合意した。これを受け、中国全土に7軍区を持つ人民解放軍のうち、山東省済南市に司令部を置く済南軍区の司令員、范長龍上将ら高官8人が来日。創隊50周年を迎えた伊丹市の陸上自衛隊中部方面総監部を今月15日に公式訪問した。 一行は応接室で角南俊彦総監(陸将)と懇談した後、部隊概要や武器・装備品の説明を受けた。その際、范上将は七四式戦車や自走りゅう弾砲について「射程は?」などと質問した
民主党が公約に掲げる「高速道路無料化」が28日午前0時から始まる。対象は、全国の高速道路の2割弱にあたる37路線、50区間。期間は来年3月末まで。国土交通省は今回の無料化を「社会実験」と位置づけ、経済効果や渋滞発生を見極めたうえで来年度以降の無料化路線を決めていく方針だ。 無料化されるのは計1626キロ。年内に宮崎県内で無料開通する2区間を加えると計1652キロになる。対象区間では、時間帯や車種、ETC搭載の有無に関係なく、すべての車が無料通行できる。ETCがない車の場合、無料区間内であっても通行券を受け取る必要がある。対象外の区間は「休日上限1千円」を含む今の料金が当面続く。 社会実験では、道路上のセンサーやカーナビの通信機能を生かし、無料化区間と周辺道路の通行量などを把握。(1)高速道利用による時間短縮効果(2)物流コストの削減効果(3)観光客の増加数、などから経済効果を割り出す。
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