3代目プリウスのプラグインハイブリッド車=トヨタ自動車提供 トヨタ自動車がハイブリッド車(HV)「プリウス」の4代目として、家庭の電源から充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)を投入し、本格的に量産することが12日、分かった。時期は2014年ごろで、HVとPHVを選択できるようにする。価格は現行の3代目プリウスとほぼ同じ200万円台前半に抑える方針だ。 PHVは、短い距離は電気自動車(EV)、長い距離はエンジンを併用する通常のHVとして走る。電気だけでも20キロ以上走るため、一層の低燃費化が期待でき、トヨタは次世代の環境対応車の本命とみている。 ただ、高価なリチウムイオン電池の搭載が必要で、低価格化が課題。トヨタは今月、日米欧で現行プリウスベースのPHV500台を、法人向けリース販売用として試験発売。11年末からは月1千台程度を限定販売し、14年の全面改良に合わせて本格投入する