米IBMは現地時間2011年12月19日、今後5年間に人々の仕事や生活を一変させる可能性を秘めた5つの革新を年次レポート「IBM 5 in 5」で発表した。2011年版では、あらゆる運動をエネルギーとして活用する生活や、パスワードが不要な各種サービス利用、マインドリーディングの実現などを予測している。 歩く、走る、自転車をこぐといった人間の動きや、使用しているコンピュータが発する熱などは、エネルギーとして利用できる潜在性を持っている。再生可能エネルギー技術の進歩により、個人がこうしたエネルギーを蓄えられるようになり、家庭、オフィス、都市の電力供給に役立てられるようになると、IBMは説明している。 また、音声認証、顔認識、網膜スキャンといった生体認証により、現在のように複数のパスワードを作成および記憶する必要がなく、安全かつ手軽に各種サービスを利用できるようになるとしている。 IBMの研究者