脊振山中に30キロのトンネル計画? 長々と解説してみた / 記事一覧 ことしの1月17日、海外から3人の研究者が佐賀・福岡にまたがる脊振山の地質調査にやってきました。研究者は、それぞれ米カリフォルニア工科大、スタンフォード大、英オックスフォード大の物理学の教授です。全長30キロメートル、建設費用8000億円規模にもなる巨大な研究施設「リニアコライダー」を脊振山に設置できるかどうかを確かめにきました。彼らは、国際設計協力チーム(Global Design Effort、GDE)と言って、この施設の設計図を協力して作っている国際チームのリーダーたちです。一行はその後、岩手県の北上山地に向かいました。岩手もこの施設の候補です。さらに言えば、アメリカのシカゴ、スイスのジュネーヴ、ロシアなども候補地で、この巨大な国際プロジェクトを誘致しようとアピール合戦を繰り広げています。 脊振山の岩盤を歩く国際