図書館の日常業務を小さな工夫から共有する「図書館100連発」 「図書館100連発」とは,さまざまな図書館が行っている,小さいけれどきらりと光る工夫や事業を,公共図書館の事例を中心に100個まとめて紹介する取り組みである。ニコニコ学会βで行われた「研究100連発」に触発され,たくさんの事例を一気呵成に紹介する発表方式に魅力を感じ,これを図書館についてもやろうと考えた。これまでに,アカデミック・リソース・ガイド(ARG)株式会社が発行している季刊雑誌『ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)』創刊号(2012年11月)と,同じく2012年11月の第14回図書館総合展のフォーラムで発表している。 この企画にあたり考えたのは,次のようなことである。新規開館や大規模リニューアルを機に,図書館が注目されることはある。一方で,図書館員が日常的に行っていることに対しては,なかなか光が当たることはなく,当た