(自宅から火星ローバーの仕事をする同僚たち。Credit: NASA/JPL-Caltech) 「火星が夜空に燃えている」- 2018年8月号に掲載した本連載の第2回はそんな書き出しだった。あれから2年2ヶ月。ふたたび火星が地球に接近し、夜空に不気味なほど赤く燃えている。毎月、締め切り間際に編集長に催促されながらこのメルマガの原稿を書いているわけだが、それが火星との会合周期分も続いたと思うと感慨深い。 夜空に燃える火星は2年前と変わらないが、ミーちゃんは随分変わった。2年前、2歳だったミーちゃんと火星を見たとき、彼女はたいてい僕の腕におとなしく収まっていた。4歳になったミーちゃんはいたずら盛りの反抗期。寝る時間になると「かせいをみる」と言い出す。宇宙のことならパパは夜更かしを大目に見てくれると知っているからだ。そのくせ外に出ると火星を見ることよりもパパが望遠鏡を操作するのを邪魔することの方
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