質問に応じて自然な文章を作成する対話型AI(人工知能)「チャットGPT」を巡り、文部科学省が教育現場での取り扱いを示すガイドライン(指針)の検討を始めたことがわかった。読書感想文などが瞬時に作成できることから学習への影響を懸念する声が高まっており、文科省は国内外の事例を集めて留意点などを示す考えだ。 【写真】画像AIステーブル・ディフュージョンで作成した画像
「馴染みのある歌手がいない」──11月、『紅白歌合戦』の出演者が発表されたときに目立ったのは、そうした反応だった。 それは公共放送に向けられる厳しいまなざしであるのと同時に、長らく一年の締めくくりとして愛されてきた『紅白』への大きな期待のあらわれでもある。 では、こうした『紅白』を客観的に考えるとどうなるか? さまざまデータを使って『紅白』を分析すると、その先に視聴者の疑問に対する答も見えてくる。 新陳代謝が順調に進む まず、今年の出演者をおさらいしよう。特別出演も含め今年は51組となる。2部制となった1989年以降、『紅白』の出演者は50組前後で推移しており大きな変化はない。このなかには、milet×Aimer×幾田りら×Vaundyのユニットのように、ひとりの歌手が複数回出演するケースもある。 出演回数をカウントすれば、今年は以下のようになる。5回以下が58%、6回以上が42%となって
あなたは隠れた伏線に気付けるか 物語が進むにつれ、ちりばめられた謎が解ける「伏線回収系アニメ」。意表を突く展開に思わずうなり、友人に熱くすすめたことのある方もいるかもしれません。この記事では、伏線回収がすごいアニメを3作品ご紹介します。SNSでも「なんだ、あれ全部伏線じゃないか」「伏線が見事に回収され、最後は鳥肌……」と評判です。 【画像】予想外の展開に、2周めを見ずにはいられないアニメ ●『彼方のアストラ』(2019年7月~放送) 『彼方のアストラ』は、同名マンガ(作:篠原健太/集英社)を原作としたアニメです。原作は、2019年の「マンガ大賞」で大賞を受賞。惑星キャンプへと旅立った9人の少年少女たちが宇宙で遭難する、近未来のSFサバイバルストーリーです。毎話予期せぬ展開に驚かされる本作は、物語後半から怒涛の伏線回収が行われます。 【あらすじ】 舞台は、宇宙への往来が可能になった近未来。ケ
はじめに 1月21日にJournal of Clinical Medicineに掲載され、報道でも取り上げられた私たちの研究〔Anzai & Nishiura(2021)〕について、明治大学の飯田泰之さんと経済産業研究所の中田大悟さんの2人からSNSを通じて実名でコメントをいただきました(元論文は、こちらhttps://doi.org/10.3390/jcm10030398)。SNSでは科学的議論以外に飛び火しない建設的な議論をすることが難しいですし、今私は緊急事態宣言下のデータ分析で大変多忙にしています。論文の作法としても、SNSは場外戦のようになってしまいます。ただし、日本で期せずして、一定以上に報道が広がりましたのでSNSで話題になりました。このまま放置するよりも、私が詳細を広くお返事した方が、物事が正常に進むと思って以下を執筆することとしました。 最初に申し上げますが、今回の私たち
アニメ映画「鬼滅の刃」が大ヒットを記録しているさなか、アニメ業界の内幕を描いた小説が発売され、話題となっている。それが『デルタの羊』(KADOKAWA)。著者は『罪の声』『騙し絵の牙』など社会派小説で知られる塩田武士さん。主人公はアニメ製作プロデューサー。念願だったSF小説のテレビアニメ化に着手するが、声優のスキャンダルなど次々と襲い掛かるアクシデントにより、窮地に追い込まれる。一方、もうひとりの主人公であるフリーアニメーターは“前代未聞のアニメ”への参加を決意する。アニメに懸けるふたりの男の人生が交差し、遂に逆転劇が幕を開ける。日本のアニメの“リアル”に迫る塩田さんに、お話をうかがった。 【動画】今年No.1ヒットのアニメ映画「鬼滅の刃 無限列車編」のクライマックス、煉獄vs猗窩座(あかざ)の死闘 アニメに開眼、自分のなかの新しい扉が開いた――新刊『デルタの羊』はアニメーション制作現場の
新型コロナウイルスの感染防止で、長期間登校を禁止している学校は多い。その影響か、中学生や高校生の「妊娠相談」が例年より増えている。「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の運営で知られる熊本・慈恵病院は先日、4月だけで全国から75件の相談があったと発表した。心細く不安な思いの子たちから、どんな相談が寄せられたのか。同病院の新生児相談室室長・蓮田真琴さん(42)に話を聞いた。(ノンフィクションライター・三宅玲子/Yahoo!ニュース 特集編集部) ──慈恵病院では24時間の電話相談「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」を行っています。4月の相談件数は592件、そのうち中高生からの相談が75件、13パーセントとのこと。昨年4月の58件(単月総数515件)に比べて17件増えています。どう見ますか。 私たちは「多い」と感じます。毎年6000件ほどの電話相談があるうち、中高生の割合は10パーセント
昨年(2018年)9月末、札幌地裁で争われた労働事件で、非常に重要な判決が出されたことをご存知だろうか? 冠婚葬祭業を営む最大手のベルコが、労働組合を結成した労働者を「事実上」解雇したことを受けて、労働者側が訴えを起こした裁判で、裁判所は解雇を認める判決を下したのだ。 労働者が労働組合を結成したことを理由に、会社がその労働者を解雇することは、「不当労働行為」という違法行為である。もしこれが許されてしまうなら、残業代不払いやパワーハラスメントなどの告発は、簡単に封じ込められてしまうだろう。 だが、今回の事件では、それが裁判で認められてしまった。そこには重大な問題を孕む「からくり」がしかけられていたのだ。 この事件は少々問題が入り組んでいるが、日本企業で働く多くの会社員にとって非常に重大な意味を持っている。 政府は今後、「雇用」を減らし、業務委託契約への切り替えを大々的に進めていくというが、同
第13回公判では、片山祐輔被告が再収監後に作成された検察官調書の要旨が読み上げられた。 ヤマレコの写真を利用したワケは…それによると、最初に行った横浜CSRF事件の動機は、「腕試しがしたかった」と述べている。また、雲取山の山頂三角点の「このへん」写真について、片山被告自身も撮影したが「後で見たら白い雪の粒が写っていた。10月に埋めたことにするつもりだったので、これだと雪の降る季節と疑われるだろうと思い、(登山記録投稿サイトの)ヤマレコで写真を入手した」と語っている。 続いて、弁護側被告人質問が行われた。質問に対して、片山被告は至極淡々と端的に答えていった。その概要は次の通り。 【横浜CSRF事件】――仕組みを考えたのはいつか 6月上旬。 ――平成24年6月当時は乙社で勤務していたが、人間関係で悩んでいたのか。 いえ。人間関係はかなりよかった。 ――友だちはいたか。 プライベートで遊ぶ友だち
ステーキといえば、かつては「高価な食事」の代名詞。その本格ステーキを、銀座というおしゃれな街で、なんと「立ち食い」するーー。この意外性のあるコンセプトで2013年12月にオープンしたお店が大ヒットしている。その名も「いきなり!ステーキ」。連日、お客が行列をなす大盛況が続き、4月1日には銀座の2店舗に続き、東京スカイツリーに近い墨田区に3店目がオープンしたばかり。運営会社では、年内に東京都内に10店舗、今夏には、ニューヨークにも進出を予定している。 ■ステーキを半額で提供 立ち食いスタイルにたどり着く 立ち食いステーキの「いきなり!ステーキ」は、東証マザーズに上場するペッパーフードサービス(一瀬邦夫社長、本社・東京都墨田区)が、新しい業態として立ち上げた。同社は、一瀬社長がコックとして1970年に開店した洋食店が前身。1987年からステーキ専門店の展開を始め、1994年、特殊な電磁調理器によ
第5回公判は、C#で遠隔操作ウィルスiesysを書く能力が片山祐輔氏にあったか、がテーマ。片山氏が所属していた甲社で上司だったN課長と社長のM氏が証言した。検察側は片山氏の技量を高く評価しようとし、弁護側が低い評価をするという展開。 「被告人はC#プログラムの修正を行った」検察官はまず、N課長が片山氏に対して、C#を使ったプログラムの修正を指示した時のことを話題にした。 N課長は、「2009年春から秋にかけて作成した建築業向けの建築台帳の関するプログラムが、お客から不具合を指摘されたため、原因を調査し修正することになり、彼にその修正作業を依頼しました」と証言。 そのプログラムの大きさは「全体で数千行に及ぶもの」という。 検察官は、片山氏がN課長に宛てた2通のメールを示した。内容は、この作業についての報告。検察官とN課長は、これに関して次のようなやりとりを行った。 ――不具合の原因を特定でき
第4回公判が開かれた3月20日午後には、検察側の依頼で本件に関する鑑定を行った情報セキュリティ会社ラックでコンピュータ・フォレンジクスを担当する関宏介氏の証人尋問が行われた。コンピュータ・フォレンジクスとは、PCなどの電子機器やデジタル記録媒体を分析して、法的な証拠とするための作業や技術のこと。検察側は、ラックが作成した(1)片山祐輔氏が派遣先乙社で使っていたPCの解析(2)片山氏がiesysを作成する能力の有無――についての鑑定書2通を証拠提出している。ただ、関証言によれば、ラック社は3通の鑑定書を検察に提出しており、これまで存在すら伏せられていた鑑定書があることが明らかになった。 鑑定は、関氏ら4人で行った。乙社PCについては、フォレンジクス専用のソフトウェアX-waysを使ってハードディスクの情報を検索した、という。 ハードディスク(この事件で使われたり分析されたものではありません)
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