ここ最近のエントリーは、NATROMさんの 陽性反応的中割合と「100%引く偽陽性率」を取り違えた甲状腺癌数の - NATROMの日記 をきっかけにして書いたものでした。それらのエントリーは、確率の基本的な所の復習と説明という意図で作ったもので、前々からやろうと思っていた事だったので、その部分については、ある程度出来たかな、と思っているのですが、今日、そのきっかけとなったNATROMさんの記事の内容を見直す必要があると考えるに至ったので、そこについて説明します。 NATROMさんは、疫学者の津田敏秀氏が、陽性反応的中割合と「100%引く偽陽性率」を取り違えた(タイトルより)として、診断における2×2分割表と、それに対応する各概念の説明をなさっています。津田氏が誤っているとされる根拠は、甲状腺がん「被曝の影響、否定出来ず」〜疫学専門家インタビュー | OurPlanet-TV:特定非営利活動