ここまで3回*にわたり、秋田市新屋(あらや)のイージス・アショア基地が核攻撃を受けた場合の想定被害を資料に基づいて論じてきました。 <●イージス・アショア配備は秋田市民を危険に晒す愚行。空撮で痛感するそのリスク ●秋田配備のイージス・アショアが戦術核攻撃を受けたとしたら。シミュレーションを見てもなお、配備を進めるのか? ●秋田・イージス・アショアが核攻撃で狙われたら? 放射線と熱線が終わると、次は衝撃波とFirestormが街と人を襲う> ここまでで非常に暗い見込みの中ながら、秋田市の東半分は機能を失わないという評価をしてきました。しかし都市核攻撃の場合、黒い雨と呼ばれる放射性降下物によって風下側は甚大な打撃を受けることは常識となっています。 前々回にご紹介したように、秋田市は1年を通して西の風が優勢で、放射性降下物は被害の少ない秋田市東部に降り注ぐ可能性が高いことが分かっています。被害を