今回ご紹介するのはサクラマス(桜鱒)です。国産のマス(鱒)で御座います。名前の由来は、桜の咲く季節に獲れるからとか、婚姻色が桜色だからと言われています。本日購入したのは北海道産、全長50cm、重さ1.5kgの個体です。体高(体の幅)を見て下さい。14cmもあります。立派ですね。 「桜の咲く季節」というのには、もう少し深い意味があります。桜前線を想像してください。南から開花して次第に北上していきますよね。このサクラマス、これと同じ様な挙動を示すのです。本州では主に4~5月。北海道では5~7月と、獲れる時期が、北に行くに従い遅くなるのです。これがサクラマスと呼ばれる理由の1つです。 それからもう1つ。サクラマスと関係の深い川魚がいます。「ヤマメ(山女魚)」です。 この手のひらサイズの川魚ヤマメと、海から遡上してきた全長50cmを越えるサクラマスに何の関係があるのか? なんとこの「ヤマメ」と「サ