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――早速お聞きしたいのですが、そもそも月って一体何なのでしょうか? 寺田先生(以下、寺田):そうですね。まず、教科書的には月は一つしかありません。 ――教科書的には、というと? 寺田:僕ら宇宙地球科学の分野では、惑星の周りを回っている物体を衛星と呼びます。月は地球の衛星です。この定義に該当する衛星は、太陽系の中だけでも現時点で300個ぐらいあります。 ――300個も! 私たちが普段「月」と呼ぶ星の他にも、たくさんの月があるんですね。 寺田:時々ふらっと地球の近くにやってきて、またどこかに飛んでいってしまう小さな岩のようなものも地球の衛星といえるので、「月の一種」と言えるかもしれませんね。大きさが2~3mぐらいのサイズのものもあるので、こういう月も含めてしまうと、「月を壊すことはそれほど大それたことではない」ということになります。 ※以降、一般的な月のみカギカッコ付きの「月」、宇宙地球科学で
甲子園、プロ野球、WBC、メジャーリーグで伝説を残し、2021年に現役生活を終えた松坂大輔さん。そんな野球界のヒーローが幼い頃から憧れ続ける「永遠のヒーロー」は、孫悟空です。 ナメック星へ向かう宇宙船の中で限界まで自分を追い込む姿、仲間の思いを背負って強敵に立ち向かう姿、自分より強い敵に「ワクワク」しながら挑む姿。その全てが松坂さんの辛い時、苦しい時を支えました。ある時は悟空の背中を追いかけ、ある時は悟空と自分を重ね合わせるようにマウンドへ立ち続けてきたそうです。 栄光の裏で、常に逆境の連続だったプロ野球人生。それを支えたドラゴンボールとの思い出を語っていただきました。 ――松坂さんは1980年生まれ。『ドラゴンボール』の連載開始が1984年、アニメ放送開始が1986年なので、ちょうどドラゴンボール世代のど真ん中にあたりますね。 松坂:連載が始まったのって、そんなに前だったんですね。ちょっ
名シーンの多いドラゴンボールですが、印象深いエピソードと聞いて、孫悟飯とピッコロの特訓を思い出す人は多いのではないでしょうか。悟空と敵対関係にありながらその息子である悟飯を鍛え上げるピッコロ、そして修業を通じて二人の関係が変化していく一連の流れは、作中でも非常に人気のあるエピソードのひとつです。 とはいえ、地球に襲い来るベジータ・ナッパを迎え撃つため、ピッコロに鍛えられていた頃の悟飯はわずか4歳。獣がはびこる土地で6か月間放置され、その後はピッコロとの闘いの日々……いくら悟飯に才能があったとしても、修業の辛さは生半可なものではなかったはず。悟飯はどのようにして修業を乗り越え、さらにピッコロと信頼関係を育んでいったのか、作中に描かれていない過程についてもついつい考察してしまいます。 そこで今回は、東京大学の教授で、発達心理学の専門家である遠藤利彦先生に「ピッコロと悟飯の師弟関係」についてお話
ドラゴンボールの世界で普及している乗り物、「エアカー(空飛ぶ車)」。ブルマ一家が経営する「カプセルコーポレーション」の人気商品で、作中では多くのキャラクターが使っています。 一方で現実世界では、これまで空想上の乗り物となっていました。ところが、東大名誉教授・鈴木 真二先生にお話を伺ったところ、私たちも悟空やブルマのように「空飛ぶ車」に乗れる未来は、そう遠くないとのこと! 今回は鈴木先生に、「空飛ぶ車」の最新情報や、ドラゴンボールに登場する車について、様々な疑問をぶつけてみました。思わずワクワクする、少し先の未来のお話をお届けします! 語り手:鈴木 真二先生 東京大学名誉教授・東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授。(株)豊田中央研究所を経て、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授を定年退職後、現職。工学博士、専門は航空工学。日本航空宇宙学会会長(第43期)。国際航空科学連盟(I
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