愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道の自転車の通行料が無料になる見通しとなった。太田昭宏国土交通相が6日、要望に訪れた両県知事に対し、地元自治体が費用を一部負担する条件で無料化できるよう本州四国連絡高速道路(神戸市)に指示する意向を伝えた。 本四高速と愛媛県によると、しまなみ海道には自転車道を備えた橋が六つあり、料金は50~200円。年間収入は約2千万円で、減収になる分は地元自治体と国、本四高速で負担する。負担割合は今後協議する。 しまなみ海道は、海外からも走りに来るなどサイクリストに人気。無料にする時期は未定だが、両知事は3~10月に開く博覧会「瀬戸内しまのわ2014」に間に合うよう、夏休み前に実現したい意向だ。(波多野大介)
政府が、領海の範囲を決める基点となる離島のうち、所有者のいない離島が約280に上ることを把握し、重要国土として国有化する方針を決めたことが4日、分かった。名前のない離島は名称を公募することも検討。業者に委託して所有者情報や面積などの精査を進めており、来年度から国有化後の具体的な管理方法を本格的に検討する。 山本一太海洋政策担当相が産経新聞の取材に明らかにした。内閣官房総合海洋政策本部によると、領海の基点を構成する離島は約400ある(重複を除く)。日本の領海は昭和52年の領海法などで境界が定まっているが、これまで基点となる島に所有者がいるかどうか調査していなかった。昨年8月から関係省庁で調査を進めたところ、有人離島が約50、無人離島が約350あることが判明。無人離島のうち所有者がいるのは2割で、所有者のいない無主の島が8割に上ったことが分かった。 山本氏は「国境離島の重要性に鑑みれば、無
岩手県大槌町が購入方針を示している大槌湾の蓬莱島(約740平方メートル)について、町は5日、島を所有していた大槌町漁協(解散)の破産管財人と、売買契約を締結する。 購入費用は固定資産税評価額の20万7200円。登記を移転した後に費用を支払い、早ければ年内にも購入手続きが完了する見通しだ。 蓬莱島は、テレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされている。大槌町漁協が所有していたが、震災後に経営破綻。町は第三者に売却されるのを防ぐため、今年8月、島の購入方針を発表し、名勝として町文化財に指定し、破産管財人と交渉してきた。町の財源で購入する。 4日には、東京都北区の国際コーディネーター、百瀬恵美子さん(69)が同町役場を訪れ、島購入資金に充ててもらおうと、自身の出身地、山形県鶴岡市で企画した復興支援コンサートの収益金50万円を町に寄付した。碇川豊町長は、「島のPRに活用したい」と話し
交通権ってなに? 画期的な法案が成立、私たちの生活はどうなる:杉山淳一の時事日想(1/6 ページ) 杉山淳一(すぎやま・じゅんいち) 1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。2008年より工学院大学情報学部情報デザイン学科非常勤講師。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_JP、誠Styleで「杉山淳一の +R Style」を連載している。 日本国憲法は第25条で「生存権
【工藤隆治】小笠原諸島の西之島近くに新たな島が現れてから10日。活発な火山活動を続ける新島は、溶岩の流出が続いて成長しながら形を変え、30日は空豆のような形になっていた。海上保安庁の航空機に同乗した朝日新聞記者が確認した。 新島は小高く盛り上がった部分に二つの火口があり、真っ赤な溶岩が肉眼で見えた。東と南に流れて平らに広がった溶岩は、海水で冷やされ、白煙を上げていた。火口からは1分半から2分おきに灰色の噴煙が勢いよく噴き出し、飛び散った岩石が海面まで達していた。 第3管区海上保安本部海洋調査課の木下裕巳課長は「26日の観測からさらに形が変わった。溶岩の供給が続いているとみられ、今後も観測が必要だ」と話した。
小笠原諸島の西之島付近の噴火活動で、マグマが海面より高い火口近くにまで上昇しているとみられることが分かり、専門家は、今後溶岩が流れ出て「島」が形成される可能性が高くなったとみています。 小笠原諸島の父島の西およそ130キロにある西之島の南東の海上では、今月20日、およそ40年ぶりに噴火が確認されました。 22日夕方、海上保安庁は航空機による観測を行い、東京工業大学火山流体センターの野上健治教授が同行しました。 野上教授によりますと、噴火でできた陸地の大きさは東西200メートル、南北400メートルほどと、21日から大きな変化はありませんでしたが、海面からの高さは40メートル前後に達していたということです。 また、陸地には2つの火口ができ、高温の溶岩によって赤く見えたということで、マグマは海面より少なくとも10メートル以上高い火口近くにまで上昇しているとみられるということです。 野上教授は、「
【工藤隆治】20日午後4時20分ごろ、小笠原諸島の西之島の南南東約500メートルの海上に、直径約200メートルの新たな島ができているのを、海上保安庁の航空機が確認した。海底火山の噴火によるもので、活動はしばらく続くとみられる。海底噴火による新島の出現は27年ぶり。海保は、近くを通る船に注意を呼びかけている。 新たな島は東京の南約1千キロ、父島の西約130キロにできた。標高数メートル。海保の提供映像では、中央付近にある火口から時折、爆発的に黒い噴煙が噴き出して高さ約600メートルに達し、白い湯気がさらに高く上っている。陸地の周囲では、爆発で吹き飛ばされた岩石が海面に落ちる様子も確認できる。 付近では1973年にも噴火で島が現れ、近くの無人島の西之島とつながった。これ以降、海水の変色がたびたび確認されていたという。 86年には硫黄島の近くで長さ600メートルの新たな島ができたが、波で浸食され、
20日午後4時20分頃、海上保安庁の航空機が、東京都小笠原村の西之島付近の海域から黒色の噴煙が上がり、周囲に新しい島が出現しているのを確認した。 同庁では今後も海底噴火が起きる可能性があるとして、周囲を航行する船舶に警戒を呼びかけるとともに、今後も航空機などで監視を続けるとしている。 西之島は東京都心から南に約1000キロ、小笠原諸島の父島から西に約130キロにある南北約650メートル、幅約200メートルの無人島。同庁によると、噴煙が上がっているのは西之島から南南東に約500メートルの地点で、高さは約600メートルに達している。周囲には楕円(だえん)形の陸地が形成され、最も長い部分は約200メートルに及んでいるという。
外来カエル、ヘビぺろり 希少種を捕食 Tweet サキシマバイカダと見られるヘビを丸のみするオオヒキガエル=石垣市石垣(竹富町職員提供) [画像を拡大] 社会 2013年11月7日 09時41分(31分前に更新) 【石垣】特定外来生物のオオヒキガエルが、準絶滅危惧種のサキシマバイカダとみられるヘビを捕食している様子を、竹富町役場職員の男性(52)が石垣市内で撮影した。石垣自然保護官事務所によると、オオヒキガエルが希少種を捕食した事例の確認はなく、「外来生物が生態系を崩している証明になる」と指摘する。 10月中旬、男性が同市石垣の自宅庭先で、わらを敷いた地面から飛び出す10~15センチのオオヒキガエルを見つけた。よく見ると口からヘビの胴体がニョロリ。 捕獲して数十分後に見ると、死んだヘビを吐き出していた。ハブだと思いこんだ男性は「畑でかまれていたかも。命の恩人」と、オオヒキガエルを逃がしたと
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