全国有数の水揚げを誇る北海道東部沿岸のししゃも漁は、今が最盛期ですが、ことしは不漁で水揚げが少なく、小売価格もいつもの年と比べて異例の高値となっています。 道東沿岸のししゃも漁は、資源確保のため、期間を10月下旬からおよそ1か月間に限って行い、この時期、最盛期を迎えます。 ところが、ことしは事前の調査で、ししゃもが少ないとされたとおり不漁が続き、強風や高波で出漁できない日も多く、17日までの釧路港での水揚げはおよそ50トンといつもの年の半分ほどにとどまっています。 さらに市場では、品薄感の高まりから、一部の加工会社が原料確保のため大量に仕入れたとみられ、セリの値段は1キロ当たり1900円余りと、いつもの年の2倍近い高値になっています。 このため小売価格も高騰し、釧路市内の買い物客でにぎわう和商市場では、10匹1串で1500円程度と去年より4割ほど高く、「ししゃも目当てに来ましたが、高いので