OPEC=石油輸出国機構が減産を見送ったことを受けて、27日のニューヨーク原油市場では原油の先物に売り注文が集まり、先物価格は時間外の取り引きでおよそ4年半ぶりに1バレル=70ドルを下回りました。 27日のニューヨーク原油市場は、祝日のため通常の取り引きは行われませんが、時間外の取り引きではOPECが減産を見送ったことが伝わると、原油の供給が過剰になりさらに値下がりするという観測から、原油の先物に売り注文が集まりました。 このため、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は急落し、2010年6月以来、およそ4年半ぶりに1バレル=70ドルを下回りました。 その後もじわじわと値を下げて一時、前日の終値よりおよそ6ドル安い1バレル=67ドル台後半まで下落しました。 市場関係者は「サウジアラビアが原油価格の下落を容認していることがはっきりしたとの見方から先物を売る動きが一気に加速した。節目の7