25日のニューヨーク原油市場は、OPEC=石油輸出国機構の総会で加盟国は減産に踏み切らないという観測が強まったことから原油の先物価格は急落し、一時1バレル=73ドル台まで下落しました。 25日のニューヨーク原油市場は、この日オーストリアのウィーンでサウジアラビアなど産油国4か国が会合を開き、原油安への対応を協議したものの原油の減産で合意しなかったことから、27日に開かれるOPECの総会でも減産に踏み切らないという観測が強まりました。 このため原油の供給が過剰になり価格が一段と下落するという見方から、原油の先物に売り注文が集まり、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は一時、前日の終値よりおよそ2ドル安い1バレル=73ドル台後半まで下落しました。 市場関係者は「取り引きの開始直後は減産への期待感から1バレル=76ドル後半まで値上がりしたが、産油国の閣僚の減産を巡る発言や思惑で価格の変動