(注)2020は1月現在 (出所)UIDAIの資料より編集部作成 2027年ごろには人口が中国を抜いて世界一になるとの国連推計もあるインドが、「デジタル大国」への歩みを進めている。国際決済銀行(BIS)によると、18年のキャッシュレス決済の増加率は55%と世界最速の勢いで伸びている。背景には「デジタル・インディア」を掲げるインド政府が、キャッシュレス化を一足飛びに実現しようと力を注いでいることがある。今年1月からは、売り上げが5億ルピー(約7・6億円)以上の企業にキャッシュレス決済の導入を義務づける一方、導入にかかる手数料は免除する促進策をスタートさせた。 残り2381文字(全文2630文字)
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