端末導入コストの抑制や従業員の利便性向上を目的として、米国企業を中心に「BYOD(私物端末の業務利用)」の採用が進む。国内でもスマートフォンなどのスマートデバイス向けセキュリティ製品やアプリケーションベンダー各社が、BYOD支援製品をアピールし始めた。 だが、BYOD採用に踏み切った国内企業はほとんどないのが現状だという。なぜ国内ではBYODの採用が進まないのか。前編はその理由やBYOD採用時に検討すべき項目を見ていく。 関連記事 私物iPhone/Androidの普及が企業にもたらす課題 私物スマートフォン導入の壁、Jailbreakやroot化をどう防ぐか 私物iPad1台につき1300ドル増!? BYODに必要なMicrosoftライセンス