米ラジオ局WBGOなどによると、ジャズ・アルトサックスの名手、リー・コニッツ(Lee Konitz)が4月15日、ニューヨークのレノックス・ヒル病院で死去。息子のジョシュ・コニッツは、父親の死因は新型コロナウイルスに関連した肺炎と話しています。リー・コニッツは92歳でした。 リー・コニッツは米イリノイ州シカゴ生まれ。クラリネットを演奏していた時期もあったが、アルトサックス奏者に転向し、クラウド・ソーンヒル楽団のソリストとして注目された。孤高のピアニスト、レニー・トリスターノに師事し、即興演奏に対する考え方やそれへのアプローチについて大きな影響を受ける。マイルス・デイヴィスとも活動を共にした。リー・コニッツは独自のサウンドを開拓して1950年代のジャズ黄金期に活躍、その後も一貫して誰の真似でもない自前の音楽を追求した真のジャズ・インプロヴァイザーとして第一線で活動を続けた