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ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (10)

  • 【映画感想】この世界の片隅に ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    あらすじ 1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら糧難を乗り越え、毎日の卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。 konosekai.jp 2016年22作目の映画館での観賞。 地元には上映館がなかったので、出張の際に東京(というかテアトル新宿)で観てきました。 金曜日の夕方からの回で、通常料金。なんと満席、立ち見の人もたくさんいました。 少ない上映館で大健闘しているというのは聞いていましたが、公開からもう1ヵ月くらいにな

    【映画感想】この世界の片隅に ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    frivolousman
    frivolousman 2016/12/17
    「これが、僕の親の親、祖父母の世代が生きていた時代なんだなあ」そう。近いとこだと木下惠介監督の二十四の瞳なんかの傑作もあるけど、身近には感じられなかった(映像美)でも「この世界の片隅に」は違うんだなあ
  • 【読書感想】津波の墓標 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    津波の墓標 作者: 石井光太出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2013/01/25メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る 内容紹介 【「序」より】 ある時は壊れた家の中で見つけた遺体に毛布をかけて通り過ぎ、ある時は遺体安置所から運び出される棺に手を合わせ、ある時は泣き伏す遺族の隣で言葉もなく立ちすくんだ。 これから私が書く無数の物語は、一つひとつがまったく違う意味と重みを持つものになるだろう。私はそれらを無理に一つにまとめて意味づけをしてしまうより、ありのままに書き綴つづることで複雑さと重さと生々しさをそのままつたえたいと思う。 石井光太さんが震災直後から現地で取材した、「被災地で実際に起こっていたこと」。 これを読んでいると、被災地から遠く離れた場所で、「絆」とか「がんばろう、ニッポン!」なんて言って感傷的になっていた自分が、なんだかとても虚しくな

    【読書感想】津波の墓標 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 出会い系のシングルマザーたち ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    出会い系のシングルマザーたち―欲望と貧困のはざまで 作者: 鈴木大介出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/03メディア: 単行購入: 13人 クリック: 482回この商品を含むブログ (40件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) DV、うつ、虐待…。別れた夫との修羅をひきずり、子どもとの生活のため、そして行き場のない寂しさから出会い系サイトで売春するシングルマザーの壮絶な性と生。 「売春」するシングルマザーたち。 「お金のため」と完全に割り切ることもできず、「借りているだけ」だと自分に言い聞かせ、「これ(出会い系での売春)をきっかけに、良い人に巡り会えれば……」という淡い期待を抱いてしまう。資格もなく、仕事も見つからず、心の病をかかえ、生活は苦しい。 子供だけは失いたくないし、子供が生き甲斐なのだけれど、その一方で、虐待してしまったり、子供を十分に養育できるほど

    出会い系のシングルマザーたち ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「決められる人」の強さ - 琥珀色の戯言

    「ねえ、今日どこにごはんべに行く?」 「どこでもいいよ」 「いや、僕は君が行きたいところに行くよ」 「私はどこでもいから、決めて」 「そんな遠慮しなくていいからさ」 「遠慮なんてしてないって」 「せっかく決めていいよって言ってるのに」 「だからこっちも好きにしていいよ、って言ってるじゃない!」 僕は優柔不断な人間なので、こういう会話をさんざんやってきました。 当に、人間って学ばない生き物ですよね。 とくに、「自分が良いことをしている」と思っている場合には。 夕の店を決めるときに、誰かと相談していて、なかなか店が決まらない。 こういうときの僕は「相手は何か希望を持っているのに、遠慮しているはず。心を引き出して、希望に沿ってあげなくては!」 と、勝手に考えていたのです。 相手の希望をきいてあげるのが「親切」であり、「紳士的な態度」なのだと。 でも、最近ようやくわかってきました。 こうい

    「決められる人」の強さ - 琥珀色の戯言
  • 日本を捨てた男たち ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 作者: 水谷竹秀出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/11/25メディア: 単行購入: 3人 クリック: 115回この商品を含むブログ (17件) を見る 【梗概】 居場所を失った祖国日を捨て、彼らはフィリピンへ飛んだ。だが、待っていたのは無一文のホームレス生活。海外で困窮状態に陥った日人を俗に「困窮邦人」と呼ぶ。現在も在フィリピン日大使館にはこの困窮邦人が次々と駆け込み、援助を求めている。家族に送金を頼み込むも拒否され、帰りの航空運賃や査証不備による不法滞在の罰金を工面できず、異国の地で路頭に迷う日々に。中には命を落としてしまう人もいる。 日の外務省によると、在外公館に駆け込む困窮邦人数が最も多い国はフィリピンである。2001年から直近の統計がある09年まで年間100〜200人の間を推移し、9年連続最多を記録している。

    日本を捨てた男たち ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論 作者: 小林よしのり出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/08/31メディア: 単行購入: 6人 クリック: 116回この商品を含むブログ (16件) を見る 内容説明 この国を守れ!衝撃の国防の書、登場。 『戦争論』から13年―― 国家の要諦、ここに完結! 日の国防を担う自衛隊の存在価値を今回の東日大震災をきっかけに誰もが再認識した。さらには、尖閣諸島への中国工作船の接近などから、より自衛隊の役割が増している。 拡大する中国の脅威、迫る糧危機、牙を剥くグローバリズム、 突きつけられたエネルギー安保――もう目を背けてはいけない! そもそも「国防」とは何か。未曾有の国難に直面し、あらためてそれが問われている。 被災地における自衛隊の活動を中心に、領土保全、災害支援、糧安保と多岐にわたるテーマで論じる。 読んでいて、「ああ、こんなことは

    ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    frivolousman
    frivolousman 2011/09/28
    僕たちの大部分は(略)ジムとかボールに乗って、「じゃまだ!」とシャアに蹴っ飛ばされて爆死するのだから/いや招集兵なんて61式にタンクデサントできたら幸せなほうだろw
  • 「自然体」という幻想 - 琥珀色の戯言

    『めざましテレビ』で、『ライフ』という映画の宣伝をやっていたのだが、このドキュメンタリー映画って、松幸四郎さんと松たか子さんが、親子でナレーションをやっているんですね。 最近はCMでも親子で共演しているのだけど、僕はあれを観ながら、「うーん、いくら松幸四郎でも、親と仕事で共演するのって、イヤじゃないのかなあ、なんてことを考えてしまうのです。 そういうところにもこだわらないのが、「自然体」なのかなあ。 そんなことを考えていたら、以前、松たか子さんが、以前あるラジオ番組で、「自然体」と周囲から言われることについて、こんなふうに話していたのを思い出しました。 「周りからは自然体といわれることもあるけれど、私にとっての自然体というのは、その場の雰囲気を読んで、それにあった、相手が自分に期待しているであろう行動をすることなんです。それが『自然体』と言われているだけで」 なんとも身も蓋も無い話では

    「自然体」という幻想 - 琥珀色の戯言
  • 『さるさる日記』の終了と「閉じてゆくネットコミュニケーション」 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:『さるさる日記』が滅ぶべくして滅んだ当の理由(九十九式) 『さるさる日記』も、ついにサービス終了か…… 僕も10年前、ネットで最初に書き始めたのが『さるさる日記』だったので、サービス終了には、淋しい思いもあります。 でもまあ、「滅ぶべくして滅んだ」というか、よくいままで、あのスタイルで続けてきたよなあ、と感心しているというのが、偽らざる気持ちです。 僕が『さるさる日記』を使っていた頃は、ネットで何かを書くためには、HTMLを理解しているか、『ホームページ・ビルダー』を使わなければならず、それはかなり高いハードルだったのです。 『さるさる日記』は、登録してしまえば、ワープロと同じように、文章を書いてアップするだけ、というシンプルなシステムで、非常にわかりやすく、アクセスランキングなどもあって、当時としてはかなり画期的なツールだったんですよね。あの頃は「ようやく簡単に使えそうな表

    『さるさる日記』の終了と「閉じてゆくネットコミュニケーション」 - 琥珀色の戯言
    frivolousman
    frivolousman 2011/05/24
    宙ってどうなったんだっけ…/掲示板的コトバ宇宙「宙」は2006年で終了か。/そうそう昔のネットは「星」が少なくてガラパゴス。いまのネットも全世界サービスと直結してるよな。
  • 原発離婚! - 琥珀色の戯言

    Twitterのタイムラインを眺めていたら、こんなツイートが! @minorikitahara 「不安だ」と嘆くと、水道水をガブガブ飲みだす夫、「日技術を信じろ」と言う夫、「夏の冷房が大変だな」と心配する夫、「一年間浴びていい放射線量」について語る夫たちに、会話にならない! と女友だちから不安不満続出中です。原発離婚が増えるかもしれない。 日頃からここで偉そうなことを書いている僕としては、ちょっと恥ずかしい話なのですが、何週間か前、九州でも水道水から微量の放射線が検出されたというニュースが流れたそうです。 がママ友達に聞いたところによると、「目立たないように、新聞の片隅に小さく載っていた」のだとか。 もちろん、東京で水騒動になったときのような、「乳児が飲むと影響があるレベル」にも至らないような、微量の放射線。 その日、は、近くのドラッグストアで、「やっと見つけた水のペットボトル」を

    原発離婚! - 琥珀色の戯言
    frivolousman
    frivolousman 2011/04/16
    フェミニンに言わせると…こんな「ペットボトルを買い占める女どもの輪」に男も参加し、一緒に「キョーカン」するのが男女共同参画なんだってw…地獄におちろや。
  • 床屋での会話の憂鬱 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:美容師や風俗嬢に会話は求められていない(はてな匿名ダイアリー) ↑のエントリや、このエントリへのブックマークコメントを読みながら、僕もいろんなことを思い出してしまいました。 といっても、風俗嬢との会話じゃないんですが。 僕はとにかく知らない人と話すのが苦手です。 いや、率直に言うと、知っている人とでも、あんまり意味の無い世間話とかしたくないんですよね。 「そんな時間があったら、を読んだほうが『効率的』なんじゃないか?」とか考えてしまうのです。 でも、「世間話をしてくる人を拒絶して、相手の機嫌を損なうのも怖い」のですよね。 それで、イヤイヤながらも、表面上は愛想よく返事をして、あとで自己嫌悪に陥ったりもするのです。 僕は昔から、床屋が大の苦手でした。 椅子にじっと座って、逃げ場のない状態で話しかけられるもダメだし、僕みたいなカッコ悪くて面白味のないヘアスタイルの男の髪を切るのは

    床屋での会話の憂鬱 - 琥珀色の戯言
    frivolousman
    frivolousman 2010/11/11
    ちょっと怒らせたら、のどを掻き切られるかもしれない。/←面白い不安感/美容室でも床屋でも寝てますw
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