2009年04月27日 日本サッカー界の悲劇(「トルシエ再考」その一) 日本サッカー界の悲劇。いいえ、「ドーハの悲劇」ではありません。日本サッカー界の悲劇とは、日本のサッカーの歴史において最高の成績を残した代表監督が、いまだに協会から正当な評価を受けていないことです。 オーバーな表現でしょうか。協会と代表監督が一触即発の関係に陥ることはよくある話ですが、結果を残してワールドカップを終えれば、客観的な評価を与えて業績を称えるのが常道でしょう。いつまでも功績に見合った評価が与えられないのは、悲劇と言わずとも日本サッカー界の不幸に違いありません。 サッカー殿堂には日本サッカーの礎を築いた人たちが年功序列で選ばれています。しかし実力主義で選ぶなら、彼は4年の任期を終えた時点で選ばれてもおかしくはありません。もちろん、その人の名はフィリップ・トルシエです。 ユースワールドカップで準優勝、ア