またR.サミュエルソンのコラムの感想みたいな話。20日付け”In Good Times and Bad”(参照)が面白かった。今日出るはずの日本版のニューズウィークに翻訳が載るだろうか。世界経済の現状認識として、自分に一番しっくりくる。まあ、そりゃそうか。 話の切り出しは、四半世紀も前のウォールストリート・ジャーナルのコラムニスト、ジェームズ・グラントを引いて、経済というのは良いときもあれば悪いときもあるみたいなこと。読みようによっては「極東ブログ: ウォーレン・バフェットのありがたいご託宣」(参照)と似たような陳腐な話なのでそこはどうでもよいのだが、以下の部分はまず勇気をもって言い切って見せているあたりがすごい。 We Americans want instant solutions to problems. We crave a world of crisp moral certitu