3月6日（土）に行われたＪ１第１節　サンフレッチェ広島　対　清水エスパルス（広島ビッグアーチ）の試合において、「競技規則」適用の誤りが確認されました。 問題となったのは、試合開始3分に行われたサンフレッチェ広島のペナルティーキックの場面で、この時、広島の槙野智章選手がペナルティーマークにボールをセット、主審の笛のあとにボールを蹴ったのは、槙野選手ではなく佐藤寿人選手でした。佐藤選手の蹴ったボールはゴールとなり、広島の得点として認められました。 しかし、本来であれば佐藤選手のプレーは反スポーツ的行為で、少なくとも佐藤選手に警告が与えられ、得点は認められるべきものではありません。 「競技規則第14条」では、「ぺナルティーキックを行う競技者は、特定されなければならない」と規定されています。今回の状況を見た場合、ボールをセットしたのは槙野選手であり、主審が笛を吹いた時点でペナルティーエリア内にいた

闘莉王、連勝宣言！“天敵”撃破で「勢い乗る」…名古屋 名古屋の日本代表ＤＦ田中マルクス闘莉王（２８）が、１３日の川崎との“天敵”不在のホーム開幕戦で連勝を誓った。「優勝を目指す上でガンバに勝ったことは大きい。次の川崎に勝てばさらに勢いに乗れると思う」。大雨の中、９日の２部練習で闘志を燃やした鉄壁リベロは言葉に力を込めた。 浦和時代の昨季、一度も勝てなかったＧ大阪を６日の敵地開幕戦で２―１と撃破。大黒柱は川崎戦でＦＷジュニーニョの右ふくらはぎ肉離れによる欠場に「ジュニーニョはとにかく速いし、ファウルを受けるのもうまい。彼の欠場はでかい」と追い風を感じていた。 名古屋はジュニーニョには０５年１０月以降、９戦１０得点を決められ、一度も勝っていない。そのエース不在に加えて、あご骨折のＭＦ中村も離脱中。初のリーグＶへ、勝負の女神は名古屋にほほ笑みかけている。

環境の違いを乗り越えるのもＡＣＬ挑戦の醍醐味（だいごみ）だが、よもや本拠地で大雪に見舞われるとは、誰も想像しなかっただろう。なすすべなく敗れ、早くも決勝トーナメント進出が厳しくなった。 「タフな試合だったが、全体を通してパワー不足」と高畠監督。短く刈り込まれ、ボールがよく走るのが自慢の芝生は真っ白く覆われ、打開策を見いだせなかった。 風雪を真正面に受けた後半が象徴的で、クリアボールも前へ飛ばなくなり２失点。悪条件になればなるほど、相手攻撃陣との身体能力の差が表れた。「自分たちの（パスをつなぐ）良さを出そうとして、うまく頭を切り替えられなかった。もっと前にけってほしかった」と、最前線で孤立気味の鄭大世は嘆いた。 昨年から大会方式が変わり、勝ち点を計算できた格下の東南アジア勢が１次リーグ同組に不在。中韓豪の各国上位クラブとしのぎを削るため、ハードルは確実に上がっている。 それだけに、ホ

オリックス不動産（東京都港区）は９日、川崎市幸区の工場跡地にカーシェアリングを導入した商業施設「クロスガーデン川崎」を来年春にオープンすると発表した。 テナントには食品スーパー「サミット」、家電量販店「ヤマダ電機」、医療モール、飲食、物販など約20の専門店を予定している。 オリックス自動車が事業展開するカーシェアリングを導入。オール電化設備や壁面緑化、太陽光パネルの設置、風力発電機付き街灯の採用などで環境面に配慮する計画。 建設地は尻手黒川道路沿い。段ボール製造「レンゴー」川崎工場の跡地で、敷地面積約１万３千平方メートル。建物は地下１階、地上４階建てで、延べ床面積は約３万４千平方メートル。屋上には約５６０台の駐車スペースを設ける。 神奈川新聞の関連記事 カーシェアビジネス、需要急増で多様化/神奈川事情-2009/10/20 居住者でカーシェア　マンションに導入加速/神奈川-2009

雪は想定外…川崎Ｆ突破遠のく３失点惨敗 ＜川崎Ｆ・北京国安＞後半終了間際、雪の中、鄭大世（中）、谷口博之（左から２人目）らがゴール前に攻め込むも、ゴールならず Photo By スポニチ ＡＣＬ１次リーグＥ組の川崎Ｆはホームで北京国安（中国）と対戦したが、１―３で敗れた。 真っ白なホームのピッチで、川崎Ｆが中国リーグ王者の北京国安に完敗した。０―１から一度はＤＦ菊地のゴールで追いつきながら、後半に２失点。試合前から降り始めた雪が積もり、試合もボールもコントロールに苦しんで１―３の惨敗。「このグラウンドじゃ…」とＦＷ鄭大世は号泣した。２戦２敗で勝ち点０と早くも追い込まれた。 選手の誰もが「雪が積もるとは…」と想定外の事態だった。雪の中で初めてプレーしたブラジル人のＦＷレナチーニョは「プレーができない。足が凍った」とうなだれた。前半はボールを回すことができたが、後半は積もった雪でボールが止ま

降りしきる雪の中のゲーム。ピッチ上ではなかなかボールが通らない。城南（韓国）戦に続き、ホームでも北京国安に２点差をつけられた。「まだ（１次リーグ）突破の可能性はある。切り替えたい」と高畠監督は前向きに話したが、選手たちの表情からはショックがうかがえた。　実際、昨年の１次リーグも終盤に２連敗しながら決勝トーナメントに進出したが、今回はまだ序盤。川崎の選手たちは「雪でパスが回せなかった」と口々に“言い訳”したが、北京国安の選手たちは悪条件下にもかかわらず、パスを確実回して、ゴールを割った。　北京国安の洪元碩監督は雪上でのサッカーを「やったことがない」と言い切った。この日の北京市の最低気温は氷点下１１度。指揮官の言葉はうのみにはできないが、確かに試合が進むに連れてシンプルなプレーの比率を高め、後半に少ない好機を生かして２得点した。対照的に川崎は「変に形にとらわれ、自分たちの良さを出そうとしすぎた

ＡＣＬ１次リーグ第２戦（川崎１−３北京国安、９日、等々力）降りしきる雪の中のゲーム。ピッチ上ではなかなかボールが通らない。城南（韓国）戦に続き、ホームでも北京国安に２点差をつけられた。「まだ（１次リーグ）突破の可能性はある。切り替えたい」と高畠監督は前向きに話したが、選手たちの表情からはショックがうかがえた。試合結果へ 【続きを読む】

サッカーＪ１の開幕戦で広島のＦＷ佐藤寿人が決めたＰＫは反則だったとの見解を、日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長が９日明らかにした。試合は成立しており、判定は覆らないが、別の選手がけるように見せかけ巧妙と思われたプレーは一転、反スポーツ的と判断された。 　問題のＰＫは６日の広島―清水戦の前半３分。広島のＤＦ槙野がボールにキスしてセット。ける気満々のそぶりをみせる中、少し離れた場所にいた佐藤が走り込み、ＧＫの逆を突いて先制点を決めた。 　おとりを使うプレーはＦＫではおなじみだが、ＰＫの場合、松崎委員長は競技規則第１４条にある「ＰＫキッカーは特定されなければならない」との規定に違反していると指摘。主審がキックを合図する笛を吹いた時、ペナルティーエリア内にいた広島の選手は槙野１人。「誰が見ても槙野がキッカーと特定されていた」と松崎委員長。佐藤に警告を与え、清水の間接ＦＫで再開するべきだったという

日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長は９日、Ｊ１広島－清水戦（６日）で、広島が前半３分に決めたトリックＰＫは反則で、得点として認めたのは「誤審」だったという見解を示した。 競技規則には「ＰＫを行う競技者は、特定されなければならない」とある。問題の場面は、広島のＤＦ槙野がボールをセットし、助走距離を取るかのようにエリア外に出た直後、逆サイドからＦＷ佐藤が走りこんだ。意表を突かれた清水のＧＫ西部はシュートコースとは逆に跳んでしまった。 松崎委員長は「試合は成立し、結果は変わらない」と前置きしたうえで、主審や清水の選手らが槙野をキッカーとして認識していたのは明らかと断じ、ゴールを無効とし、佐藤に反スポーツ的行為で警告を与え、清水の間接ＦＫで再開するのが正しかったと指摘した。 担当した審判団は「おかしい」と感じていたが、抗議を受けなかったこともあり、不安を感じながら得点を認めてしまったという。審判