今季限りでの退任が発表された長谷川監督(左)。6年にわたって清水を率いたが、タイトルは獲得できず【写真は共同】 10月31日、全国紙の朝刊に「今季限りで長谷川監督が退任」という一報が打たれた。前日の30日、清水エスパルスは台風の中、ホームのアウトソーシングスタジアムでFC東京と対戦した。しかし、相手に先制を許すといいところなく1−2で敗戦。「監督退任」の報が流れたのはその翌日のことだった。 この日、クラブはオフに入っていたため、11月1日、月曜日の朝になって初めてクラブから、「長谷川健太監督 今シーズン限りでの退任のお知らせ」と正式なリリースが出され、やや遅れてではあるが、コーチングスタッフの退任も決まった。バタバタ騒ぎが続く中、選手たちには、練習が行われる前に早川巖社長自ら説明が行われた。これにより、6年にわたる長谷川政権は今シーズンいっぱいで幕を閉じることとなった。 そして、そこか