教科書採択で義家政務官が竹富町へ Tweet 政治 2013年3月1日 09時30分(5時間8分前に更新) 八重山地方の採択地区協議会が選んだ「育鵬社」の中学公民教科書を竹富町が拒否し「東京書籍」版を配布している問題で、文部科学省は28日、違法状態が続いているとして、同町を直接指導することを決めた。義家弘介政務官を3月1日に同町へ派遣する。 民主党政権でも文科省は県教育委員会を通じ指導したが、町が寄付で調達した教科書を独自に配布することを容認していた。政権交代により、下村博文文科相らの意向で、強く指導する姿勢を示すことにした。 竹富町は2011年、八重山採択地区協議会(石垣市、竹富町、与那国町)が答申した保守色の強い育鵬社版を拒否し東京書籍版を採択。教科書無償措置法は採択地区内で一つの教科書を使用するよう定めており、文科省は竹富町を無償給付の対象としていなかった。