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ブックマーク / www.oist.jp (20)

  • パーキンソン病の新たなメカニズムが明らかに

    沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究員らは、パーキンソン病関連タンパク質α(アルファ)シヌクレインが神経細胞(ニューロン)に過剰に発現することによって生じる毒性のメカニズムを同定しました。このタンパク質はパーキンソン病の発症に関わる原因物質として知られています。 研究により、パーキンソン病発症の仕組みを探る上で、早期治療法の開発につながる重要な基礎知見を得ました。 研究成果は、北米神経科学学会が発行する「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス The Journal of Neuroscience」のオンライン版に掲載されました。 研究の背景と経緯 パーキンソン病は世界中で約一千万人の人々が罹患している神経疾患で、日人の1000人に1~1.5人(60歳以上では100人に1人)が発症している※1と言われています。この病気は進行性の運動機能障害と、典型的症状としての制御不能な震えを特徴

    パーキンソン病の新たなメカニズムが明らかに
  • 自己免疫疾患の発症につながる新たな分子メカニズムの発見

    概要 この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは、自己免疫疾患の発症に深くかかわる分子メカニズムを発見しました。 研究チームは、これまで自己免疫疾患の発症に密接に関与することが明らかになっている「Th17細胞※1」(良性と悪性がある)をターゲットとする自己免疫疾患の治療法開発に向けた基礎研究を行う中で、「JunB」という転写因子※2タンパク質のひとつが、悪性のTh17細胞が固有の機能をもつように成熟する(分化する)際に必要であることを明らかにしました。一方、マウスを使った実験で、良性のTh17細胞の誘導には「JunB」が必要ないことも示唆しました。このことから、「JunB」は、有害なTh17細胞のみを狙い、且つ、良性のTh17に影響を与えることのない、副作用の少ない新たな自己免疫疾患の治療標的となる可能性があります。自己免疫疾患に関しては、現在、治療の中心となっているのは免疫

    自己免疫疾患の発症につながる新たな分子メカニズムの発見
  • 無尽蔵の資源を活用する「海流エネファーム」

    化石燃料のエネルギー利用は産業革命を後押しし、その後の技術発展に寄与してきました。しかし、その埋蔵量には限りがあり、低炭素社会への転換に向けた取り組みが急務となっています。石油・石炭などのエネルギー資源が底をつく日はもうすぐそこまで来ているのです。 エネルギー革命の旗手である太陽光および風力発電。しかし、世界のエネルギー消費量が増加の一途をたどるなか、必要な電力を全てこの2つのエネルギー源だけで賄うことは不可能だということが分かってきました。太陽光と風力はもともと、昼夜の変化や天候に左右される不安定なエネルギー源であるうえに、設置に広大な土地を必要とします。 それらの解決策となりうる有効なエネルギー源のひとつが海流です。海流は年間を通じてほぼ安定した速さで流れ安定性に優れている点で化石燃料に匹敵します。そのうえ環境にやさしい再生可能なエネルギーでもあります。 沖縄科学技術大学院大学(OIS

    無尽蔵の資源を活用する「海流エネファーム」
  • マラリアはどうやって免疫システムを騙しているか?

    熱帯熱マラリアの病原体であるマラリア原虫(P. falciparum)のひとつのタンパク質と、それに対して感染初期段階の生体防御反応を担う抗体分子が結合した三次元構造が沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究により明らかになりました。米科学誌Cell Reportsに掲載された今回の研究成果は、同大学の構造細胞生物学ユニットを率いるウルフ・スコグランド教授らによるもので、抗マラリア薬の開発に向けて有用な知見をもたらすことが期待されます。 熱帯熱マラリアはマラリア原虫を媒介するハマダラカ(Anopheles属)という蚊に刺されることによってヒトに感染します。マラリア原虫はヒトの体内に入るとすぐに肝臓に侵入し、そこで発育したあと赤血球に感染します。やがて感染した赤血球から出て、別の赤血球へと感染を広げながら存続しています。 マラリア病原体には、その感染力を高めるための戦略の1つとして、「ロゼッ

    マラリアはどうやって免疫システムを騙しているか?
  • ペロブスカイト結晶を構成する原子の視覚化

    有機‐無機複合物質であるペロブスカイト材料は、次世代型太陽電池には欠かせない材料です。このペロブスカイト材料の特性を理解することは、太陽電池の耐用年数を延ばし、品質を向上させるために重要です。沖縄科学技術大学院大学(OIST)のヤビン・チー准教授率いるエネルギー材料および表面科学ユニットの研究者らは、中国の蘇州大学の李有勇(Youyong Li)教授のグループおよび韓国の成均館大学校の朴南圭(Nam-Gyu Park)教授のグループと共同で、有機‐無機ペロブスカイト材料の原子分解能について世界に先駆けて調べ、その成果を米国化学会誌(Journal of the American Chemical Society)に発表しました。 一般的に、ペロブスカイトとは、ABX3の化学式を持つ化合物のことを言います。AおよびBは、陰イオンXと結合する陽イオンを表しています。通常、太陽電池では、有機-無

    ペロブスカイト結晶を構成する原子の視覚化
  • ランゲルハンス島細胞のカプセル化

    OIST とは OIST とは 学生・教職員数等 学長 学長 学長メディアライブラリー 学長主催講演会 学長オフィス プレジデント・カウンシル 戦略計画 リーダーシップ & ガバナンス リーダーシップ & ガバナンス 役員・大学幹部 理事会 評議員会 組織図 歴代理事長・学長 情報公開 基方針・ルール・手続き 沿革 沿革 沖縄科学技術基盤整備機構 尾身幸次 ニュース ニュース メディア掲載 ソーシャルメディア フォトギャラリー 発行物・レポート 調達 調達情報 工事関連の調達・入札情報 物品・役務等の調達・入札情報 お取引先の皆様へ 海外からの搬入/営業について キャンパスへの搬入/営業 電子入札システム 研究 研究 研究ユニット 専門分野 研究ニュース 年次報告書 ビデオ ポッドキャスト コアファシリティ 機関リポジトリ 安全で責任ある研究 安全で責任ある研究 研究公正の推進 法令順守

    ランゲルハンス島細胞のカプセル化
  • インスリン注射はもう不要!?糖尿病治療に新たな道筋を示す海藻マイクロカプセル

    糖尿病は死亡原因の上位を占めている疾患です。1型糖尿病の患者は、インスリン産生細胞が免疫作用により破壊されるため、毎日インスリン注射を打たなくてはなりません。インスリン摂取量を劇的に減らし、インスリン投与への依存を断ち切るための効果的な治療法は、膵臓にあるランゲルハンス島(膵島)を移植することです。移植者の肝臓にインスリン産生細胞を注入すると、適応期間を経たあとに糖尿病患者に必要な量のホルモンが産生され始めます。 近年、ランゲルハンス島の移植工程は大幅に改善されましたが、インスリン産生細胞の安全な採取や保存、輸送にはいまだ多くの課題が伴います。しかし、今回ドイツの科学誌 Advanced Healthcare Materials で報告された沖縄科学技術大学院大学(OIST)とワシントン大学、武漢理工大学による共同研究の結果には、これらの課題のいくつかは解決策が提示されています。 インスリ

    インスリン注射はもう不要!?糖尿病治療に新たな道筋を示す海藻マイクロカプセル
  • https://www.oist.jp/sites/default/files/img/press-releases/20151218_Obesity/OIST_Press%20Release_Japanese_Web.pdf

  • 年末年始の食べ過ぎに朗報!? -最新遺伝子研究で脂肪を燃焼しやすくすることが可能に-

    年末年始のべ過ぎに朗報!? -最新遺伝子研究で脂肪を燃焼しやすくすることが可能に- OISTの研究グループが、脂肪燃焼を妨げる遺伝子の働きを解明しました。この研究成果を応用すれば、運動や事制限を行わずとも、脂肪を燃焼できる可能性が遺伝子レベルの研究で示唆されたことになります。 概要 沖縄科学技術大学院大学(OIST)細胞シグナルユニットの高橋明格博士らは産業技術総合研究所の研究者たちとともに、肥満の原因を遺伝子レベルで解析し、その結果、ある特定の遺伝子が代謝を下げ、脂肪を熱エネルギーに変換し燃焼させる過程を妨げることで、肥満を進行させることを発見しました。つまり、この研究成果を応用すれば、運動や事制限を行わずとも、脂肪を燃焼できる可能性が遺伝子レベルの研究で示唆されたことになります。研究成果は、Cell Pressのオープンアクセス電子ジャーナル、Cell Reports (セルリ

    年末年始の食べ過ぎに朗報!? -最新遺伝子研究で脂肪を燃焼しやすくすることが可能に-
  • 沖縄のサンゴ礁保全に新たな説の提唱

    概要 沖縄科学技術大学院大学(OIST)マリンゲノミックスユニットの新里宙也研究員らは、琉球列島各地で採集した155個体のサンゴのゲノム(遺伝情報)を解読し、沖縄県のサンゴの集団構造を超高精度で解析しました。その結果、従来考えられていたよりもサンゴは広く分散しておらず、沖縄周辺では地域ごとのサンゴ礁保護が求められること、歴史的に見ると沖縄島のサンゴは八重山諸島から多大な影響を受けていること、また、慶良間諸島は歴史的にはサンゴの供給源ではなく、集積地であることが示唆されました。研究成果は、2015年12月10日に Nature Publishing Group のオープンアクセス電子ジャーナル、Scientific Reports に掲載されました。 背景 初夏のある満月の夜。岩のように海底に固着して生息するサンゴにとって、この一年に一度の夜が、生息範囲を拡大する数少ないチャンスです。こ

    沖縄のサンゴ礁保全に新たな説の提唱
  • 光ファイバーを伝搬する光を原子でオンオフ操作

    沖縄科学技術大学院大学(OIST)のシーレ・ニコーマック准教授が率いる光・物質相互作用ユニットの研究チームが、将来的にデータ通信への応用が期待される、極細の光ファイバーを使用したオンオフ・スイッチの開発に成功し、その論文が科学誌 New Journal of Physics に掲載されました。 1100101010101010110011011111110110110011110110001010010011001111110011001100110011000111111100101010010010100100 は二進法で「物理学は面白い」と読めます。コンピュータの世界では、全ての文字や数字、記号、空間、イメージ、音を8つの1と0の組み合わせで表現しま す。例えば、物理学の「物」は 1100101010101010と表します。通常、私たちがキーボードで文字を打つと、それをパソコンが光で

    光ファイバーを伝搬する光を原子でオンオフ操作
  • 細胞死抑制チーム

    人体の細胞には、自死または生存を促進する複雑な分子機構が存在し、自死と生存の狭間で揺れ動いているということが最近の研究で明らかになってきました。このような概念は、プログラム細胞死(PCD)として知られています。PCDが確認された2000年代初期には、PCDの引き金となる遺伝子および蛋白質の発見に研究の主眼があり、細胞の生存を促進するプロセスは、あまりよく分かっていません。 このたび、Scientific Reportsで発表された、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームによる論文では、マウス細胞において、CCR4-NOT複合体を構成する蛋白質が、PCDの一種であるネクロプトーシスの制御に大きく関与していることを報告しています。「これは細胞死の仕組みを解明するための一歩です」と、山雅教授率いる細胞シグナルユニットグループリーダーの鈴木亨博士は述べています。 自死プログラム 当初は、

    細胞死抑制チーム
    frothmouth
    frothmouth 2015/12/05
    “マウス細胞において、CCR4-NOT複合体を構成する蛋白質が、PCDの一種であるネクロプトーシスの制御に大きく関与していることを報告”
  • 結晶中の磁気モノポールを覗き込む

    今日の物理学者の大きな目標のひとつに、自然界の力を「大統一理論」に統一させることがあります。大統一理論は、より優雅でより包括的な手法で宇宙を表現することを可能にするでしょう。この理論を完成させるには、磁気モノポールを探し出してその性質を詳しく調べることが重要です。磁気モノポールとは、N極とS極を両方持っている通常の磁石とはちがってどちらか一方の磁荷、つまりN極またはS極だけを持つもののことです。このような単一の磁荷を持つものは存在しないと私たちは思い込みがちです。素粒子としての磁気モノポールは未だに発見されていませんが、凝縮系物理学者らは、この奇妙な粒子を希土類酸化物結晶の中で人工的に生成させることに精力的に取り組んできました。この粒子は、「スピンアイス」と呼ばれています。沖縄科学技術大学院大学(OIST)のニック・シャノン准教授率いる量子理論ユニットでグループリーダーを務めるルドヴィック

    結晶中の磁気モノポールを覗き込む
  • 記事

    年度の「Faculty Excellence in Mentoring Award最優秀メンタリング賞」を受賞したパオラ・ラウリーノ准教授は、すべての生命に不可欠な「酵素」と呼ばれるタンパク質群の構造、機能、進化の研究を行っています。

    frothmouth
    frothmouth 2015/11/19
    “研究チームが2種類のギボシムシのゲノムを解読することに世界で初めて成功しました。その結果、今からおよそ5億4千万年以上前まで遡るヒトの祖先の進化に、咽頭部の器官形成能力の獲得が大きな役割を担ってきたこと
  • 縮まない電子

    ヘリウムと言えば、色とりどりの風船をふくらますヘリウムガスが頭に浮かびますが、それだけではありません。ヘリウムは量子科学者にとって、物質に隠された最も謎めいた特性を解き明かすために必要とされる物質でもあります。この度、沖縄科学技術大学院大学のデニス・コンスタンチノフ准教授率いる国際研究チームがヘリウムを使った実験をおこない、電子が圧縮性を失う状態を発見しました。これは、超低温およびマイクロ波放射下の環境で電子が液体ヘリウムにとらわれると、圧縮性を失うというものです。パリ第11大学(Universite’ Paris-Sud)と理化学研究所の研究者との協働によるこの研究成果は、ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)誌に掲載されました。 圧縮率は、圧力を受けた時の物質の体積変化を表します。通常、圧縮率はプラスを示しますが、より強い力が加わると体積が小さく

    縮まない電子
    frothmouth
    frothmouth 2015/11/03
    “研究チームがヘリウムを使った実験をおこない、電子が圧縮性を失う状態を発見しました。これは、超低温およびマイクロ波放射下の環境で電子が液体ヘリウムにとらわれると、圧縮性を失うというものです。パリ第11大
  • はじめから二量体構造をもつ細胞膜受容体

    「BioEssays誌の表紙を飾ったローテーション・モデルが、従来の膜受容体に対する考え方を一変させるでしょう」と語るのは、約半世紀に渡りインスリンとインスリン受容体結合の研究を続けてきた著名な研究者、ピエール・デ・メイツ(Pierre De Meyts)教授です。デ・メイツ(De Meyts)教授は、沖縄科学技術大学院大学で情報処理生物学ユニットを率いる丸山一郎教授による論文の査読者の一人でもあります。 この度、丸山教授が提唱した受容体活性化の新モデル「ローテーション・モデル」は、膜貫通型の細胞表面受容体の研究100件以上をメタ分析した結果と、教授自身の研究に基づいて打ち立てられたものです。この理論が立証されれば、分子細胞生物学や生化学分野、医薬品業界等に大きな変化をもたらすと考えられています。 細胞内外の情報伝達機構 細胞内は、細胞膜により細胞外の環境から隔てられ、守られています。細胞

    はじめから二量体構造をもつ細胞膜受容体
    frothmouth
    frothmouth 2015/11/01
    “「BioEssays誌の表紙を飾ったローテーション・モデルが、従来の膜受容体に対する考え方を一変させるでしょう」と語るのは、約半世紀に渡りインスリンとインスリン受容体結合の研究を続けてきた著名な研究者、ピエール
  • 銀:ペロブスカイト太陽電池のコスト低減に最有力の電極材料

    ペロブスカイト太陽電池は太陽光発電における希望の星と言えます。ペロブスカイト太陽電池はほぼすべての可視波長の光を吸収し、実験値で20%を超える非常に高いエネルギー交換効率を有しているうえ、比較的容易に製造できます。それにも関わらず、なぜペロブスカイト太陽電池パネルは普及していないのでしょうか。問題として、全体のコストが高いこと、また、安価なペロブスカイト太陽電池の寿命が短いことがあげられます。沖縄科学技術大学院大学(OIST)のエネルギー材料と表面科学ユニットが、科学誌「Advanced Materials Interfaces」に発表した論文で、銀電極を用いたペロブスカイト太陽電池の寿命が短い原因を究明しています。 OISTの研究が科学誌「Advanced Materials Interfaces」の表紙で取り上げられました。Yuichi Kato, Luis K. Ono, Micha

    銀:ペロブスカイト太陽電池のコスト低減に最有力の電極材料
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    frothmouth 2015/10/18
    “銀:ペロブスカイト太陽電池のコスト低減に最有力の電極材料”
  • ヨーロッパにいた熱帯アリ

    「想像して下さい。あるひとりの生態学者を何千万年か前のヨーロッパにタイムスリップさせます。そして彼に、足元のアリを見ていま自分がどこにいると思うか?と尋ねます。おそらく彼の答えは、東南アジア!でしょう。」と、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のエヴァン・エコノモ准教授は語ります。このたび Journal of Biogeography に発表された研究で、同准教授の研究チームは、化石と現世のアリ類の分布データを比較しました。その分析結果は、化石のアリたちがどこに分布する現生種に近縁なのかを私たちに示します。興味深いことに、ヨーロッパに4500万~1000万年前に生息していた種は、現代のヨーロッパの種よりも、むしろ東南アジアに現在生息している種に似ていることがわかったのです。 エコノモ准教授の研究室の元博士研究員(ポスドク)で、現在は香港大学で教鞭をとるベノア・ゲナー助教、そしてレンヌ大学の

    ヨーロッパにいた熱帯アリ
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    frothmouth 2015/10/13
    “「想像して下さい。あるひとりの生態学者を何千万年か前のヨーロッパにタイムスリップさせます。そして彼に、足元のアリを見ていま自分がどこにいると思うか?と尋ねます。おそらく彼の答えは、東南アジア!でしょ
  • レーザーを使ってテラヘルツ波実用化に挑む

    電波と光のあいだ 「テラヘルツ波」という言葉をご存知でしょうか? 携帯電話などで使われる電波と同じ電磁波の一種ですが、波の間隔がわずか0.1~1ミリと、携帯電話で使われる電波の千分の1ほどしかなく、電波と光の両方の性質を備えている不思議な電波です。波の間隔が短いため、大量の情報を運ぶことができ、超高速・大容量無線通信に向いています。またX線のように物質を透過する能力を活かせば爆発物や有毒ガス、兵器などの迅速な検知、人体に安全な3D医療用画像診断や、新しい分光技術を開発することもできます。夢のような性質を持つこのテラヘルツ波を社会に応用することができれば、サイエンスフィクションの世界にまた一歩近づくかもしれません。しかし、現段階ではテラヘルツ波を利用した機器の実用化には険しい課題があります。 テラヘルツ帯の電磁波を実用化する機器の開発がこれまで遅れていたため、この特定の領域には「テラヘルツ・

    レーザーを使ってテラヘルツ波実用化に挑む
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    frothmouth 2015/09/20
    “レーザーを使ってテラヘルツ波実用化に挑む”
  • 新たな危機を克服するためにミツバチが見せた劇的進化

    生き残りをかけて苦闘するミツバチ、そして、ミツバチたちに作物やその他さまざまな植物の受粉を頼る多くの人々に希望をもたらす研究結果が、国際的な共同研究チームによって報告されました。 花粉の媒介者として重要な役割を果たしているこのミツバチが、過去十年間にわたり世界各地で大量死するという現象が起きています。Varroa destructorと呼ばれる捕性のダニの繁殖が主な原因でした。しかしこの度 Nature Communications (ネイチャー・コミュニケーションズ) に発表された研究論文によると、ミツバチたちは見た目ほど危機的状況に陥っていたわけではないのかもしれません。 研究者たちはニューヨーク・イサカの周辺にて野生のミツバチ群を発見しました。そのミツバチたちは、1990年代半ばにその捕性のダニがその地域で大量発生していたにも関わらず、以前と同じようにたくましく生存していました

    新たな危機を克服するためにミツバチが見せた劇的進化
    frothmouth
    frothmouth 2015/08/23
    “花粉の媒介者として重要な役割を果たしているこのミツバチが、過去十年間にわたり世界各地で大量死するという現象が起きています。Varroa destructorと呼ばれる捕食性のダニの繁殖が主な原因でした。しかしこの度 Nature Co
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