今から40年以上前のこと。これまでにない画期的な飲料の開発を目指す研究員が、出張先のメキシコでお腹をこわして入院しました。その時、医師から「水分と栄養をしっかり摂りなさい」と手渡されたのは炭酸飲料。研究者は、「こんな時、ゴクゴク飲みながら栄養も一緒に補給できる飲み物があればいいのに」と、思いました。 また、手術を終えた医師が水分補給のために点滴液を飲んでいるのを見たこの研究員は、「飲む点滴液」というアイデアを提案し、これをヒントに、日常生活において発汗により失われる水分と電解質(イオン)を補給できる飲料、つまり「汗の飲料」の開発の検討が始まりました。 当時の日本では、経済が成長し豊かになるにつれて、少しずつ人々の健康志向が高まっていました。それに伴い、スポーツやアウトドアなどで余暇を楽しみ、日頃から汗をかくシーンも増えてきました。しかしより多くの人に飲んでもらえるようにと、この「汗の飲料」
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