プレスリリース (研究成果) 移植水稲栽培での「雑草イネ」の発生を多数確認 - 直播栽培に限らず、全ての水田で雑草イネへの警戒が必要 - ポイント 減収や品質低下の原因となる雑草イネの発生は、直播栽培の水田に限定されると考えられてきましたが、調査の結果、移植栽培しか実施したことのない水田でも多く発生していることが明らかになりました。 直播栽培に限らず、移植栽培を含む全ての水田において、雑草イネへの警戒が必要です。 概要 「雑草イネ1)」は、水田に自生して雑草となるイネです。減収や品質低下の原因となるため防除が必要です。雑草イネは、国内では直播栽培の普及に伴い発生が増加していると認識され、移植栽培ではほとんど発生しないと考えられてきました。 しかしながら、農研機構中央農業研究センターが雑草イネ発生地区(27地区、8県)に聞き取り調査を行ったところ、23地区では直播栽培を行ったことがなく、これ