働きアリを「よく働くアリ」「ほとんど働かないアリ」に分けて、それぞれの集団(コロニー)を作り直しても、一定の割合で「働き者」「怠け者」に分かれることが北海道大学の長谷川英祐(えいすけ)准教授(進化生物学)らの研究でわかった。 誰も働かなくなる時間を減らし、安定した労働力を保つ集団維持の戦略と見られる。茨城県つくば市で開かれている日本動物行動学会で28日発表された。 長谷川さんらは、日本全国にいる「シワクシケアリ」の八つの集団に、1匹ずつ印をつけて幼虫の世話、巣の修復など集団に貢献する「仕事」をどのくらいこなしたか、1か月間行動を観察。そのうち「よく働くアリ」「ほとんど働かないアリ」を取り出して、それぞれの集団を作り直した。その結果、どちらも元の集団同様「よく働くアリ」「ほとんど働かないアリ」に、ほぼ同じ割合で分かれた。 働きアリもある程度働くと疲れて休息するが、「働かないアリ」がいるほうが
昨年度の全国学力テストの結果を、文部科学省の委託を受けたお茶の水女子大の耳塚寛明教授らが分析した結果、そんな傾向が出ていることが4日、明らかになった。全国学力テストの結果と親の所得の関連を追った調査は初めて。絵本の読み聞かせなども成績向上に効果があり、耳塚教授は「経済格差が招く学力格差を緩和するカギになる」と話している。 調査は、全国学力テストに参加した小6のうち、5政令市から100校、計約8000人を抽出し、親と教師を対象に学習環境など調べた。 世帯収入と平均正答率(国語と算数)の関係を見ると、高所得ほど点数も高い傾向がみられ、最も平均正答率が高かったのは、1200万円〜1500万円未満の世帯。200万円未満の世帯と比べると平均正答率に20ポイントの開きがあった。 親が心がけていることについて調べたところ、高学力層の子供の親は、「小さい時から絵本の読み聞かせをした」「博物館や美術館に連れ
JT「禁煙反対」組織票 神奈川の条例賛否 ネットアンケに社員動員 神奈川県が、公共の場所を全面禁煙にする全国初となる条例の制定について賛否を問うインターネット・アンケートで、日本たばこ産業(JT、東京都港区)が社員を動員し反対の“投票”をさせていたことが14日、わかった。 先月26日の締め切り直前に、反対が賛成を逆転。県はネットを使わずアンケートをやり直す。 JTは「社員に回答の協力を依頼した」と動員を認め、「条例が成立すれば、ほかの自治体に波及する恐れがあった」としている。 アンケートは昨年12月27日〜1月26日、県のホームページ上で実施。受動喫煙防止に関する設問の中で、「条例で公共の場所の喫煙を規制すること」について、「賛成」「反対」を聞いた。1月20日ごろまでは賛成が反対を大幅に上回っていたが、締め切り2日前になって逆転した。回答は4047人から寄せられた。 JT本社は1月、神奈
小学館の趣味系雑誌を前面に押し出す「おとなのたまり場 ボンビバン」。「ボンビバン」とは陽気なおじさんたち。URLは「http://bv-bb.net/」 団塊世代が大量に定年退職を迎え始める2007年を前に、シニア世代を対象にしたホームページやブログサービスが相次いで登場し始めた。リタイア後の余暇の過ごし方を提案する内容だが、資産のあるこの世代向けに商品開発を急ぐ企業の思惑が見え隠れしている。 NECは05年3月に、シニア層向けサイト「おとなのたまり場 ボンビバン」を小学館と共同でスタートした。カメラ、オーディオ、料理、キャンプと徹底して遊びにこだわる。「年金や病気といったネガティブな話題は避け、遊びのポータルサイトを目指しています」(BIGLOBEビジネス事業部ゼネラルプロデューサーの日置徹さん)。 雑誌のノウハウを取り込む 小学館と組んだのは趣味系雑誌に強い同社のノウハウを生かし、雑誌
今年、注目を集めたネットの新顔はなんと言っても「ブログ」だろう。その音声版が10月からヨミウリオンラインでも始まったポッドキャスティング。お目当てを登録しておけば、最新内容が自動的にパソコンに届き、パソコンにつないだMP3プレイヤーへ簡単に転送されるから、通勤時など好きな時に聞けるという便利な代物だ。 文字、音声と来れば次は動画というのがネットの進化パターン。日本では、日産自動車のブログムービーが話題になった程度だが、一歩先を行く米国では、ビデオブログ=Vlogがインド洋大津波以来、急速に増えている。なかでも固定視聴者10万人と大人気なのがロケットブーム(Rocketboom)。 ロケットはニューヨーク市内のアパートの一室から、平日の朝9時に連日発信されている3分番組。スタッフは女性キャスターと男性プロデューサーの2人。機材は市販ビデオカメラとノートパソコン、ライト2本のみ。「なにかクール
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