海兵第11連隊のコードトーカーが無線通信を行う様子。写っている二人はいとこ同士である。 コードトーカー(Code talker)とは、国外にはその言葉を解するものがいない固有の部族語をコード(暗号)として前線での無線通信を行うため、アメリカ軍が使用したアメリカインディアン部族出身の暗号通信兵である。 概要[編集] 通常の暗号通信は暗号機を使わなくてはならず、複雑なものほど作成や解読に時間がかかる。前線で使用される暗号は比較的簡易であったが、解読に数時間を要し、これは一刻を争う戦場では重大な欠点である。一方で、解読速度を重視して暗号の強度を下げれば、傍受した敵にとっても解読が容易になるという問題もあった。 敵にとって未知の言語と英語のバイリンガル話者による会話なら、その場で英語への翻訳が可能である。このためインディアン部族を暗号兵に使用する発想は第一次世界大戦からあり、チョクトー族[1]、コ