学生時代の友人には非常に仲のよい女友達がいて、その仲の良さは本当にすごかった。週に五回は会うらしいし、週に二回はその人の家に彼女は泊まりにいくらしいしお揃いの財布と時計とジッポをいつも持っていた。 二人の仲がよいせいで、彼女と遊ぶと大体、食事の時にその人と合流することになった。それが結構億劫で、私はあんまり好きではなかった。その友達の人は五つ近く年上で、何度か食事をした割には全然私とその人は仲良くなれていたかったのだ。むしろ、「合流するなら私は帰るよ!」ぐらいの勢いで同席は遠慮したかった。 仲良い二人を見てると、私ここにいていいですか?ジャマじゃないですか?という感じにいたたまれなくなるくらいだったのだ。 なので最近は彼女に誘われても、断ってばかりだった。誘われて億劫になる自分が少し嫌だった。 そんなことをちらりと学生時代の別の友人に漏らしたら、彼女はちょっと迷った風を見せてからおもむろに