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  • コストを試算! 日米同盟解体 : 池田信夫 blog

    2012年11月13日00:59 カテゴリ コストを試算! 日米同盟解体 一昨日の記事の訂正:第7艦隊の戦術核は米軍再編で退役し、日の領海に核を「持ち込む」必要はなくなったようだ。むしろ問題は「持たず、作らず」のほうだろう。中国の脅威が大きくなる一方、米軍再編でアジアにおけるアメリカのプレゼンスが低下する中で、いつまで核の傘に頼ることができるのだろうか。アメリカ陰謀論者のいうのとは逆に、アメリカに見捨てられるリスクが大きくなってきたのだ。 その日にそなえて日も核武装すべきだという議論があるが、これは現実に可能なのだろうか。法的には現在の憲法でも核兵器を保有できるというのが政府見解だが、これは核拡散防止条約違反なので条約を脱退しなければならない。アメリカは日の核武装に強く反対しているので、それは日米同盟の破棄につながるだろう。書は、それを実際にやったらどうなるかというシミュレーショ

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    fugufugu 2015/07/21
  • G型大学とL型大学 : 池田信夫 blog

    2014年10月25日11:16 カテゴリ科学/文化 G型大学とL型大学 冨山和彦氏のプレゼンテーション「我が国の産業構造と労働市場のパラダイムシフトから見る高等教育機関の今後の方向性」が話題になっている。 これは9月に「まち・ひと・しごと創生会議」で安倍首相に説明したものらしいが、今後の大学教育のあり方に重要な問題を提起している。ニューズウィークでも書いたように、日の製造業や情報産業などのG型産業はグローバル化して国内の雇用は減るので、雇用を支えるのはローカルな流通・外・介護などのL型産業だ。おそらく9割が後者になるだろう。 G型企業で必要とされるのは、ソフトウェアを中心とする理系の技術だが、L型企業に必要とされるのは、情報通信機器を活用して労働集約的な仕事を効率化するITリテラシーなどの実用的知識である。 アカデミックなG型大学も必要だが、それは今の1割もあれば十分だろう。はっきり

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    fugufugu 2014/10/26
  • 池田信夫 blog : 「日本的リベラル」という偽善の終焉

    2014年08月14日00:36 カテゴリ法/政治 「日リベラル」という偽善の終焉 慰安婦問題は、単なる誤報事件では終わらない。20年以上前に事実誤認に気づきながら、正義の味方を装って政府を糾弾し続けてきた朝日新聞の偽善は、徹底的に暴かれるだろう。ここには戦後の「日リベラル」の問題点が、典型的にあらわれている。 丸山眞男が悔恨共同体と名づけたように、「戦争を止めることができなかった」という悔恨が、戦後日の知識人を幅広く結集させた。左翼はもちろん、戦前の体制内にいたリベラルの中でも、軍部の暴走に歯止めをかけられなかったという思いが強かったので、新憲法で戦争が放棄されたとき、反対論はほとんどなかった。 憲法改正や再軍備には、社会党だけでなく宮沢喜一など自民党内のハト派も反対した。1950年代にはまだ服部卓四郎のクーデタ計画など物騒な動きがあり、警察予備隊の幹部の半分以上は旧日軍の将

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    fugufugu 2014/08/14
  • なぜ現場は優秀なのに指揮官は無能なのか : 池田信夫 blog

    2014年05月29日01:07 カテゴリテクニカル なぜ現場は優秀なのに指揮官は無能なのか 今週の福島第一原発の記事について「日では、どこへ行っても優秀でまじめな現場と無能で何も決めない指揮官がいる」とコメントしたら、多くのRTがあった。これは日のサラリーマンの永遠のテーマだが、その答がマルクスにある、といったら我田引水だろうか。彼は1867年の「暫定一般評議会代議員への指示」で、次のように書いている。協同組合運動は、階級敵対に基礎をおく現在の社会を一変させる諸力の一つである。この運動の大きなメリットは、窮乏を生み出している資への労働の従属という専制的システムを自由で平等な生産者のアソシエーションという共和的システムに置き換えることができることを、実地に証明する点にある。ここで彼は資主義を「専制」ととらえ、来るべきアソシエーションを「共和制」と書いた。これはきわめて重要な指摘であ

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    fugufugu 2014/05/29
  • 日本は韓国を「侵略」していない : 池田信夫 blog

    2014年01月28日00:19 カテゴリ法/政治韓国を「侵略」していない さっきちょっとメモのつもりで書いた記事が「そうだったのか!」と意外な反響を呼んでいるので、基的な歴史のおさらいをしておこう。これは右とか左とか関係ない事実である。 「中韓」とか「侵略戦争」というように第二次大戦を一くくりにするのが間違いのもとで、当時の中国は日の敵国だったが、朝鮮は日の領土だった。若い世代にはこれが感覚的にわかりにくい(戦中生まれの籾井氏も知らない)と思うが、自国を侵略することはできない。だから第二次大戦で、日韓国を侵略していないのだ。 ではなぜ韓国(大韓帝国)は日の領土になったのか。これを1910年の日韓併合で語るのは間違いで、そのときすでに大韓帝国は日の保護国になっていたので、実質的な違いはない。いいかえると日韓併合がなくても韓国は日の支配下にあり、日でも伊藤博文は当初

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    fugufugu 2014/01/28
  • インディアスの破壊についての簡潔な報告 : 池田信夫 blog

    2014年01月19日16:04 カテゴリ インディアスの破壊についての簡潔な報告 ケネディ大使はアメリカ大陸の歴史をご存じないようだから、貴重な一次資料を紹介しよう。書はドミニコ修道会の宣教師が1552年に発表した現地報告である。英訳もあるので、大使館の職員が大使に教えて、イルカ漁とどっちが残虐か考えてほしい。キリスト教徒は馬にまたがり、剣と槍を構え、インディオを相手に前代未聞の殺戮や残虐な振る舞いにひたり始めた。彼らは村々に闖入し、子供や老人だけでなく、身重な女性や産後間もない女性までも、見つけ次第、その腹を切り裂き、体をズタズタに切り刻んだ。キリスト教徒はインディオの身体を一刀両断にしたり、一太刀で首を斬り落としたり、内蔵を破裂させたりしてその腕を競い合い、それを賭け事にして楽しんだ。母親から乳飲み子を奪い取り、その子の足をつかんで岩に頭を叩きつけたキリスト教徒たちもいた。また、

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    fugufugu 2014/01/19
  • 主役はダーク : 池田信夫 blog

    2013年04月17日14:46 カテゴリ 主役はダーク 昨年、ほとんどの人が理解していないのに大ニュースになったのは、「ヒッグス粒子」の確認だった。これで物理学の標準模型は完成し、物理学者の仕事はなくなった、などと書いたメディアもあったが、これは大きな間違いである。標準模型で説明できる素粒子の質量は、全宇宙の4.6%しかないのだ。では残りの95.4%は何でできているのだろうか? これが書のテーマであり、著者は東大理学部で天文学を研究する専門家だが、答は簡単である:まったくわからない。 正確にいえば、そのうち23.3%はダークマターと呼ばれ、残りの72.1%はダークエネルギーと呼ばれているが、それはどういう物質なのか(あるいは物質なのかどうかも)わからない。著者もいうように「申し訳ありません。宇宙の大部分は何でできているのかという重要な問題の答は、暗くて正体不明のもので占められていると

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    fugufugu 2013/04/18
  • 神を哲学した中世 : 池田信夫 blog

    2012年10月28日14:25 カテゴリ 神を哲学した中世 中世のスコラ哲学というと、日人にはおよそ縁遠い世界にみえるが、これを理解することは現代を考える上でも重要である。『「日史」の終わり』でも論じたように、西洋世界の「大分岐」を準備したのは中世であり、近代社会はキリスト教を否定して生まれたのではなく、キリスト教から生まれたからだ。 スコラ哲学の一貫したテーマは、神の存在である。これは哲学が「神学の婢」だったことからして当然だが、神の存在を証明しようとしたのは中世初期のアンセルムスのころまでで、スコラ哲学最盛期のトマス=アクイナスのころには、神がいかに存在するかに関心が移り、世俗的な問題を神学的にどう説明するかについてのテクニカルな議論が詳細に展開された。 しかし後期のドゥンス=スコトゥスやオッカムのころになると、神の存在を疑う理論が出てくる。もちろん公に神の存在を否定することは

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    fugufugu 2012/10/29
  • 「反グローバリズム」で人々は幸福になるのか : 池田信夫 blog

    2012年08月09日10:37 カテゴリ経済 「反グローバリズム」で人々は幸福になるのか アゴラの辻氏の記事にも引用されているが、内田樹氏の記事が話題になっている。例によってだらだらと長いが、要点は最後の数行だ。大阪維新の会はまさにこのグローバル企業と政官が国策的に推し進めている「国内労働者の絶対的窮乏化」路線そのものを政治綱領の前面に掲げたという点で「前代未聞の政治運動」なのである。[・・・] 維新の会が権力を掌握すれば、体制が「変わる」という点については、間違いなく変わる。それは私が保証してあげる。ただ、その「変化」は労働者の絶対的窮乏化と「グローバル企業」の収益の増大と彼らのいわゆる「国際競争力」の向上に資するものであることは告げておかなければならない。資家と国家がグルになって労働者を窮乏化させている、という今どき共産党でも言わない陰謀論が出てくるのは笑わせるが、いま起こっている

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    fugufugu 2012/08/10
  • 東條英機は心やさしいサラリーマン : 池田信夫 blog

    2012年05月21日00:45 カテゴリその他 東條英機は心やさしいサラリーマン いま話題の原発再稼働問題は、戦前の状況と似てきました。朝日新聞が「原発ゼロの夏を大和魂で乗り切れ」と、昔と同じく戦力を考えないで勇ましい主戦論を唱える。こういうとき恐いのは、ヒトラーのように強権的な指導者ではなく、朝日のような「空気」に流されやすい人物です。 凡庸で小心な調整型 東條は一般には強権的なファシストと考えられていますが、実際には小心で凡庸なサラリーマンでした。エリートの「切れ者」というイメージも間違いで、陸大の席次は60人中11位。陸軍幹部の条件である「恩賜の軍刀」組ではなかった。大きな転機になったのは、1935年の永田鉄山の暗殺でした。永田は陸軍の「統制派」の中心人物で、「皇道派」を中央から放逐する人事を行なったため、皇道派の青年将校に暗殺されました。 これによって皇道派を押える力が弱まったこ

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    fugufugu 2012/05/21
  • マルチスピード化する世界の中で : 池田信夫 blog

    2011年10月12日01:09 カテゴリ マルチスピード化する世界の中で ウォール街のデモは、まだ続いているようだ。彼らの抗議する「格差拡大」は、アメリカの場合は当である。ライシュも指摘するように、上位1%の大富豪が20%以上の富を独占し、メディアンの労働者の実質賃金は下がっている。その根的な原因は、世界的に一物一価になるという、経済学の当たり前の法則である。 書はこれを「次の収斂」(原題)と呼び、それは世界経済にとってはよいことだとする。途上国の労働者の所得が1日1ドルから5ドルになることは、先進国の労働者の1日100ドルの所得が95ドルになるとしても、基的には望ましい。しかし先進国の労働者にとっては、それは「ユニクロ型デフレ」と映るだろう。日アメリカのように格差が拡大していないのは、グローバル化に立ち後れているからだ。 ただデモ隊が金融機関を悪玉にするのは間違っている。

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    fugufugu 2011/10/12
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