JR九州は、電子マネー機能付きICカード乗車券「SUGOCA(スゴカ)」が使える駅を、現在の約2倍270駅に広げる。新たに長崎、鹿児島両県の駅も加わり九州6県でスゴカを使って列車に乗り降りできるようにする。設備投資がかさむため、実現は2012年度以降になる。 スゴカは09年3月に導入。36万枚を発行し、福岡を中心に佐賀、熊本、大分の4県146駅で使える。店舗での支払い用には九州全体に広がっているが、本来の乗車券としても全体の約半数の駅で使えるようにする。 その後は、電子マネーの加盟店を増やしたり、特急券として使えるようにしたりと利便性向上に力を入れる。宮崎県の駅での導入はいまのところ想定していないという。 また、コンビニのミニストップでは今年7月から利用できるようにする。九州の全137店が対象で利用可能な店はこれで5555店になる。