振り込め詐欺で高齢者から現金を盗んだとして、警視庁赤坂署は26日、詐欺グループのリーダーで指定暴力団神戸山口組の2次団体「宅見組」幹部、三木秀美容疑者(44)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。グループのメンバーがコンビニに詐欺マニュアルなどを置き忘れ、グループの摘発につながった。 同署によると、グループは東京都内のビジネスホテルなどを転々としながら、高齢者を狙った電話をかけていた。今年3月、かけ子の男(30)が、電話をかける際に使うマニュアルや、高齢者の連絡先などが記された名簿をコピーするためにコンビニに立ち寄り、マニュアルや名簿、5~6台の携帯電話の入った茶封筒を店内に忘れたまま店を出た。不審に思った店長が警察に通報し、押収された。 同署は4月以降、この男ら4人を相次いで逮捕。その後の捜査で、グループのリーダーである三木容疑者の関与が浮上した。三木容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認して