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科学と宇宙に関するfujii_isanaのブックマーク (100)

  • 「事象の地平面」なんてなかった? ブラックホールに新理論、理研が発表 “情報問題”にも筋道

    ブラックホールには一度入ったが最後、光さえも脱出できないほど強い重力がかかる領域の境界「事象の地平面」があるといわれている。しかし、理化学研究所はこのほど「ブラックホールは事象の地平面を持たない高密度な物体である」とする、これまでの通説とは異なる研究結果を発表した。 従来、ブラックホールに落ちたリンゴの情報がどうなるのかはよく分かっていなかったが、今回の研究を進めていけばブラックホール中の情報を追跡できるようになり、ブラックホールを情報のストレージにできる可能性も開けるという この理論を発表したのは、同研究所の横倉祐貴上級研究員らの共同研究チーム。従来のブラックホール理論が一般相対性理論に基づくのに対し、研究チームは一般相対性理論と量子力学に基づいて理論を組み立てた。 従来の理論では、光も脱出できない内側の領域をブラックホール、その境界を事象の地平面といい、ブラックホールの質量によって決ま

    「事象の地平面」なんてなかった? ブラックホールに新理論、理研が発表 “情報問題”にも筋道
  • 人間が実は作られたシミュレーションの世界に住んでいるのではないか?という仮説を科学者たちが議論

    この宇宙がホンモノなのか、それともコンピューターの産物なのかというのは「シミュレーション仮説」と呼ばれて学者たちの興味の対象となっていて、天体物理学者のニール・ドグラース・タイソン氏がモデレーターを務める「アイザック・アシモフ記念討論会」でも議論が行われました。 Are We Living in a Computer Simulation? - Scientific American http://www.scientificamerican.com/article/are-we-living-in-a-computer-simulation/ 「宇宙が実はシミュレーションである」という考え方は、映画「マトリックス」のような話ですが、2003年にオックスフォード大学教授で哲学者のニック・ボストロム氏が提唱したもの。 宇宙全体をシミュレート可能なほど高度に発展した文明があるなら、そのシミュレ

    人間が実は作られたシミュレーションの世界に住んでいるのではないか?という仮説を科学者たちが議論
  • 「重力波とは何か?」が約3分でわかるムービー「Gravitational Waves Explained」

    現地時間の2016年2月11日、国際研究チームがアメリカのレーザー干渉計重力波天文台「LIGO(ライゴ)」でついに重力波の観測が成功したことが大きな話題になっています。宇宙研究に大きな進歩をもたらすと期待される重力波の観測成功ですが、目には見えない「重力波」はいったいどのようなものか、そしてこの成功が意味しているものを理解している人はあまり多くはないはず。そんな人にピッタリなのが、わずか3分間で重力波の概要を説明するムービー、その名も「Gravitational Waves Explained(重力波を解説)」です。 Gravitational Waves Explained - YouTube 重力波とは何か?の前にまずは「重力」を解説。よく使われる例えは、宇宙を一つの巨大なゴムシートに例えて、そこに重さ(質量)のある球体を落とすというもの。ゴムシートは球体の重さによってぐにゃりとへこみ

    「重力波とは何か?」が約3分でわかるムービー「Gravitational Waves Explained」
  • 「重力波検出」のうわさ、科学界に波紋広がる (AFP=時事) - Yahoo!ニュース

    【AFP=時事】ある物理学者のチームが重力波の検出に成功した可能性があるとのうわさが、科学界で波紋を広げている──。物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が提唱した一般相対性理論の重要な要素である重力波が確認されれば、現代における最大の発見の一つになる。 【図解】ビッグバン直後の「重力波」を初観測か これまでのところ、この事実についての発表はない。また信頼性があり、検証可能な科学的研究を発表する際に通常、重要な過程とされる研究成果の発表や査読、論文の投稿なども一切行われていない。 それでも、米アリゾナ州立大学(Arizona State University)の宇宙論学者、ローレンス・クラウス(Lawrence Krauss)氏によるツイッター(Twitter)への投稿は、憶測と興奮の嵐を巻き起こしている。

    「重力波検出」のうわさ、科学界に波紋広がる (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
  • 「我々はホログラムの世界に生きているのではない」ということが明らかに

    by Frank DeFreitas アメリカ・イリノイ州に拠を置くフェルミ国立加速器研究所が、世界で最も高感度なレーザー干渉計である「ホロメーター」を用いて、「我々の宇宙は、別の宇宙から投影されたホログラムなのではないか」という学説の検証を行い、「この世界がホログラムなのか」ということの確認を終えました。ホロメーターの検証結果によれば「我々はホログラムの世界に生きているわけではない」とのこと。 Holometer rules out first theory of space-time correlations - News http://news.fnal.gov/2015/12/holometer-rules-out-first-theory-of-space-time-correlations/ Holometer rules out first theory of space-

    「我々はホログラムの世界に生きているのではない」ということが明らかに
  • 地球の周りを回る物体すべてをリアルタイムでお見せします

    皆さん宇宙好きですか? 宇宙ネタって友人に興奮して話しても「それ何がすごいの?」って言われちゃいますよね。今回のstuffin.spaceもそんなネタの一つです。 stuffin.spaceは地球の回りをぐるぐると回り続けている物体の軌道を全てリアルタイムで3D表示してくれるシステムです。しかも人工衛星だけじゃなくて、いわゆる宇宙ゴミも、とにかくソフトボール以上の大きさがあるものは全て見せてくれるんです。これすごくないですかぁぁぁ? データは米国国防総省のウェブサイト上のサービスSpace Trackから毎日更新されます。なので全ての衛星とは言っても、当然トップ・シークレットな軍事衛星なんかは表示されません。 それでも追跡している物体の数は150,000にも及びます。好きな衛星の名前を入力すると高度や衛星の古さを知ることもできますし、人工衛星の種類によってグループ分けもできます。 このプロ

    地球の周りを回る物体すべてをリアルタイムでお見せします
  • エウロパ表面の筋模様は海塩かもしれない

    木星の衛星エウロパの表面には、長く伸びた無数の筋模様が見られる。地上での環境再現実験から、この模様は地下の海から地表にもたらされた塩かもしれないということがわかった。 【2015年5月19日 NASA JPL】 木星のガリレオ衛星のひとつエウロパの表面には、無数の茶色の筋模様が見られる。1994年から2003年まで木星を観測したNASAの探査機「ガリレオ」のデータなど長年の研究から、地下にあると考えられている海から噴出した物質、おそらく硫黄とマグネシウムを含む化合物によるものと考えられるが、その正体についてははっきりしていない。 木星探査機「ガリレオ」が撮影したエウロパ(提供:NASA/JPL-Caltech/SETI Institute) NASAジェット推進研究所のKevin Handさんらは、温度や圧力、放射線量がエウロパの表面に似た環境を再現し、候補となる物質のスペクトルを実際の観

    エウロパ表面の筋模様は海塩かもしれない
  • 銀河中心ブラックホールが大量の物質を吹き飛ばす

    米大学の研究チームが23.5億光年彼方の銀河をX線天文衛星「すざく」などで観測し、銀河中心の巨大質量ブラックホールからの強い放射圧が、銀河スケールでの大量の物質流出を引き起こす原因であることを初めて示した。 【2015年3月27日 JAXA】 天の川銀河の比較的近くにある銀河の中には、1年間に太陽1000個分もの質量のガスや塵を銀河の中心から宇宙空間へ放出しているものがある。この大量の物質流出がどうして起こっているのかは長年の疑問だった。 おおぐま座の銀河「IRAS F11119+3257」(提供:NASA/SDSS/S. Veilleux) 米・メリーランド大学のFrancesco Tombesiさんらは、23.5億光年彼方の銀河における「活動銀河核風」と「銀河スケールでの物質流出」を観測し、物質流出が銀河核風により起こっていることを示した。 研究対象となったおおぐま座の銀河「IRAS

    銀河中心ブラックホールが大量の物質を吹き飛ばす
  • 木星は「壊し屋」だった、太陽系形成過程に新説

    初期の太陽系で起こった惑星同士の衝突(想像図)。太陽の近くを回っていた、木星よりも小さな地球型惑星は粉々に砕けてしまった。(Illustration by NASA/JPL-Caltech) まるで建物を解体する巨大な鉄球のように、数10億年前、木星は内部太陽系(現在、地球や火星といった岩石惑星がある太陽に近いエリア)を大移動し、地球に似た生まれたての惑星を粉々に砕いていたという新説が発表された。 なぜ私たちの太陽系は、他の惑星系と大きく違うのか。3月23日に学術誌「米国科学アカデミー紀要」(Proceedings of the National Academy of Sciences)に掲載された画期的な発見により、この長年の謎の解明に一歩近付けるかもしれない。 少なくともこの銀河系では、地球よりも大きな惑星が恒星のかなり近くを周回しているのが惑星系の標準的な姿らしい。ところが太陽系では

    木星は「壊し屋」だった、太陽系形成過程に新説
  • ニュース - 若い宇宙の早熟な銀河:131億年前の銀河に塵を発見 - アルマ望遠鏡

    アルマ望遠鏡と欧州南天天文台VLTの観測により、最も遠方にある銀河のひとつであるA1689-zD1から初めて塵が検出されました。ビッグバン後わずか7億年後の段階で塵が検出されたことは、この短期間に銀河の急速な進化が起きた証です。 コペンハーゲン大学のダラック・ワトソン氏が率いる天文学者のチームは、VLTに取り付けられた観測機器「X-シューター」とアルマ望遠鏡を用いて、これまでに見つかった最も若く、また最も遠い銀河のひとつを観測しました。その結果、この銀河が予想よりはるかに進化の進んだものであることがわかりました。私たちの住む天の川銀河のような非常に成熟した銀河と同じくらいの塵が含まれていたのです。こうした塵は星や惑星の形成、複雑な分子の形成の助けになるため、生命の存在の基礎にもなっています。 彼らが観測のターゲットとしたのは、A1689-zD1と呼ばれる銀河です[1] 。この銀河と地球の間

    ニュース - 若い宇宙の早熟な銀河:131億年前の銀河に塵を発見 - アルマ望遠鏡
  • 新たな星が誕生する瞬間を撮影した「天地創造の柱」とは?

    NASAのハッブル宇宙望遠鏡は、地球の周回軌道上にあるので「地上からでは困難な天体観測」が可能となる宇宙望遠鏡です。1990年の4月にディスカバリー号によって打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、1995年にへび座の散開星団と散光星雲が複合した天体である「わし星雲(M16)」の中央にある暗黒星雲の撮影に成功しました。この暗黒星雲は「天地創造の柱」と名付けられ、その神秘的な見た目で多くの人々を魅了してきたのですが、2014年になってさらに高画質な「天地創造の柱」の写真を撮影することに成功し、写真と共にその正体をNASAが明かしています。 Hubble Goes High-Definition to Revisit Iconic 'Pillars of Creation' | NASA http://www.nasa.gov/content/goddard/hubble-goes-high-de

    新たな星が誕生する瞬間を撮影した「天地創造の柱」とは?
  • 超巨大なブラックホール同士の衝突が迫っているらしい…

    悠久の時を超えた宇宙での話ですけどね……。 ブラックホールを1つ発見するだけでもビッグニュースになると思うんですが、このほど天文学者たちは、互いにわずか1光年しか離れていない距離に2つの超巨大なブラックホールが接近しているとの発見を明らかにしました! このままいったら、ブラックホール同士の衝突は、ほぼ確実視されるとの計算まで出されているんだとか。 もしも当に、この2個の巨大ブラックホールがぶつかり合ったなら、1億個の超新星爆発に匹敵する莫大なエネルギーが放出され、一気に取り巻く銀河は破壊滅亡に至るとの見通しも発表されています。一方で、天文学的にはこのペアになったブラックホールから発される重力波の検出に成功すれば、時間の進み方が他とは異なるブラックホールや宇宙の謎の解明へとつながるのでは?と、そんな期待も高まっているようです。 なお、そんな恐るべき衝突が太陽系の近くで起きたりしようものなら

    超巨大なブラックホール同士の衝突が迫っているらしい…
  • JAXA | 太陽風はどう作られるのか? ~金星探査機「あかつき」が明らかにした太陽風加速~

    JAXA宇宙科学研究所と東京大学の研究者らは、金星探査機「あかつき」を用いた電波観測などによって、太陽の近くから太陽半径の約20倍離れた場所までの太陽風を調べ、太陽半径の5倍程度離れた距離から太陽風が急激に速度を増していることがわかりました。太陽から離れた場所での太陽風の加速には、太陽風の中を伝わる波をエネルギー源とする加熱が関わっていることも明らかになりました。 研究は「あかつき」が金星をめざす途中で金星観測のために搭載した機器を利用して得られた成果であり、長年謎に包まれていた「コロナ加熱問題」を解く鍵を与えるものです。 研究の論文は米国の天体物理学専門誌『The Astrophysical Journal』2014年6月20日号と2014年12月10日号に掲載されました。 研究内容をまとめた模式図。太陽半径の5倍以上離れたところで太陽風が急激に加速されていることを発見した。この加

    JAXA | 太陽風はどう作られるのか? ~金星探査機「あかつき」が明らかにした太陽風加速~
  • 歴代の宇宙船の大きさを比べた1枚の画像

    宇宙は広い、人間は小さい。宇宙船は…。 火星探索を目的とした次世代型宇宙船、「オリオン」の打ち上げが無事成功したのはつい先日のことですが、人類が宇宙へ挑戦しはじめて、はや数十年。今まで数々のロケットやスペースシャトルが開発されてきました。そして、それら宇宙船は実際どれほどの大きさであったのか。それを1枚でわかりやすく表した絵がありました。 一口に宇宙船と言っても、当にいろいろなサイズがあることがわかります。しかしその中でもひときわ目を引くのが、「Saturn V」でしょう。これは、人類初の月面着陸を果たしたあのアポロ計画や、アメリカ初の宇宙ステーション「Skylab」を建設したスカイラブ計画時に使われたものです。 画像には、民間初の宇宙船を打ち上げるための輸送機「ホワイトナイト」の姿もありますが、これからはどんな機体が主流になっていくのでしょうかね。

    歴代の宇宙船の大きさを比べた1枚の画像
  • この宇宙が仮想現実である10の根拠 : カラパイア

    ”物理的実在論”とは、我々の目の前にある物理世界が現実であり、それ単体で存在しているという考え方だ。大抵の人なら、これは自ずから明らかだと考えるだろうが、実は物理的実在論では物理上の事実を扱えないことがままある。前世紀の間に物理学がブチ当たったパラドックスは現代においても解決されないままであり、ひも理論や超対称性といった有望な理論であっても突破口は見えていない。 それとは対照的に、”量子的実在論”ならそのパラドックスを説明できる。量子もつれや重なり、ある点で崩壊する量子波は物理的にあり得ない現象だ。そのため、歴史上初めて存在しないものに関する理論が存在するものを予測するという事態が発生した。だが非現実が現実を予測するとは如何なることなのだろうか? 量子的実在論とは物理的実在論のまったく逆の考え方だ。すなわち量子的世界こそが現実であり、仮想現実としての物理世界を生み出していると解釈する。量子

    この宇宙が仮想現実である10の根拠 : カラパイア
  • ニュース - 環境 - マダガスカル島、危機に瀕する森林 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)

    海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)を徹底的に研究した上で、おすすめ比較ランキングにまとめてみました。日人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX業者で口座

    ニュース - 環境 - マダガスカル島、危機に瀕する森林 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)
  • DNA、無傷で宇宙往復可能か 惑星間汚染の懸念も

    仏領ギアナのクールー(Kourou)基地から打ち上げられるロケット(2013年6月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/Jody AMIET 【11月28日 AFP】ロケットの外側に付着したDNA分子は、宇宙空間に弾道飛行して地球大気に再突入する極高温下の宇宙旅行に耐えられる可能性があるとの研究論文が26日、米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された。 スイス・チューリヒ大学(University of Zurich)などの研究チームが発表した論文によると、2011年3月に打ち上げられた「TEXUS-49」ロケット・ミッションで行われた実験では「ロケット外部に塗布した箇所全てで、DNAを回収できたことが示された」という。 論文の共同執筆者、チューリヒ大のコーラ・ティール(Cora Thiel)氏とオリバー・ウルリッヒ(Oliver Ullrich)氏によると、宇宙飛行に耐え

    DNA、無傷で宇宙往復可能か 惑星間汚染の懸念も
  • 中世の人たちはがんばった。がんばったけど残念なことになってしまった科学的絵画 : カラパイア

    思えば昔、「地球って動くんです」。と言ったばかりに有罪となってしまった、イタリアの天文学者、ガリレオ・ガリレイおじさんの話は有名だが、中世ってそういう時代だった。 あらゆる出来事の原因はまるで理解されておらず、ただ畏れの対象でしかなかった。当時は医学も発達していないので、普通の風邪で人がバタバタと死んでいった。腺ペストに罹って、脇や鼠蹊部のリンパ節が腫れていても、当時は珍しくも何ともなかったのだ。 宗教との絡みもあった為、当時の人々の科学的知識は乏しかった。それなりに研究なども行われ、当時の研究者たちもがんばっていたのだろうが、過去にタイムスリップしたくなくなるレベルの認識であったことは確かなようだ。

    中世の人たちはがんばった。がんばったけど残念なことになってしまった科学的絵画 : カラパイア
  • 水素の霧が晴れた?131億年前に突然現われた銀河たち

    初期宇宙において、観測される銀河からの光が急激に増えていることが、すばる望遠鏡の観測からわかった。中性水素の“霧”が晴れる現象「宇宙再電離」が関わっている可能性が高く、初期宇宙の出来事を探る大きな手がかりとなりそうだ。 【2014年11月20日 東京大学宇宙線研究所】 東京大学宇宙線研究所などの研究チームが、すばる望遠鏡での観測により、水素原子が放つ「ライマンα輝線」という光がとても明るい銀河(Lyman alpha emitter=LAE銀河)をビッグバンから7億年後の宇宙に7個見つけた。 131億光年先のLAE銀河(2の白い線の間)。クリックで印なしで拡大(提供:東京大学/国立天文台) これまでの観測結果からの推測では、この時代の宇宙にある銀河は数十個見つかるだろうと予想されていたが、実際に見つかった数はとても少なかった。観測される銀河の数がこれより後に急増したことを表しており、誕生

    水素の霧が晴れた?131億年前に突然現われた銀河たち
  • 2万5000光年彼方、天王星のような巨大氷惑星

    天王星のような軌道を持つ系外惑星が2万5000光年彼方に発見された。天王星や海王星のような巨大氷惑星候補が太陽系外に見つかったのは初めてのことだ。 【2014年10月30日 Ohio State University/NASA JPL】 太陽系の惑星は大きく3タイプに分けられる。岩石惑星(水星から火星)、巨大ガス惑星(木星と土星)、そして巨大氷惑星(天王星と海王星)だ。これまでに1800個以上見つかっている太陽系外惑星にも岩石惑星や巨大ガス惑星とみられるものは存在していたが、巨大氷惑星に分類されるものはまだ見つかっていなかった。 ハッブル宇宙望遠鏡が2005年に撮影した天王星(提供:NASA, ESA, and M. Showalter (SETI Institute)) 今回、重力マイクロレンズ効果という手法で系外惑星の捜索を行っている研究グループが発見したのは、さそり座の方向2万500

    2万5000光年彼方、天王星のような巨大氷惑星